株式会社レイクルーは2024年12月17日から12月20日にかけて、プレスリリースで期待する成果を得た経験のある企業の広報・PR担当者331名を対象に「プレスリリースの成功の秘訣」に関する調査を実施した。この調査では、プレスリリースの配信本数、成功要因、作成時の準備、独自調査データの活用状況、活用時の注意点などについて意見を集めた。
調査概要
調査方法：インターネット調査
対象者：プレスリリースを配信し期待する成果が得られたことがある企業の広報・PR担当者
有効回答数：331名
調査期間：2024年12月17日～20日
掲載元：プレスリリースで期待する成果を得られている企業の約8割が、プレスリリースの作成にあたり、独自の調査データを収集し活用している！株式会社レイクルーが「プレスリリースの成功の秘訣」に関する調査を実施！
15本以上配信の企業も プレスリリースの利用実態と成果要因
「あなたの企業は、2024年に何本のプレスリリースを配信しましたか。」という問いに対し、最も多かった回答は「3本未満」で41.4%を占めた。次いで「3～6本」が26.0%、「7～10本」が14.8%という結果となった。一方で、「15本以上」配信している企業も13.3%にのぼり、企業によってプレスリリース配信の頻度に大きな差があることが明らかになった。プレスリリースの成果と本数は比例しないことが、この結果から見て取れる。
また、「プレスリリースで期待する成果が得られた要因は何だったと思いますか。（複数選択可）」という質問に対しては、「メディアに興味を持たれるトピックだった」が39.9%で最も多く、次いで「ターゲットメディアに合わせた内容を作成した」が36.3%となった。これらの結果から、メディアの関心を引くテーマ設定がプレスリリースの成功の鍵となっていることが分かる。
約8割が独自調査データを活用 メディアや読者の興味を重視
「あなたの企業では、プレスリリースの作成にあたり独自の調査データを収集し活用していますか。」という問いに対しては、「時々活用している」が43.2%で最も高く、「よく活用している」の33.8%を合わせると全体の77%が独自調査データを活用していることが分かった。一方で、「全く活用していない」企業は8.8%にとどまった。大多数の企業が独自調査データを活用しており、データに基づいたプレスリリースの重要性が高まっていると言えるだろう。
また、「独自の調査データを活用したプレスリリースを作成する際、気を付けているポイントは何ですか。（複数選択可）」という質問に対しては、「メディアや読者が興味を持つ内容を意識する」が49.0%で最も高く、「第三者調査機関などを利用し調査データの信頼性を確保する」と「社会的なトレンドや時事性を反映させる」がともに38.8%で続いた。
このことから、独自調査データを活用する際はメディアや読者の視点を意識しつつ、信頼性を確保することが重要課題になっているようだ。
この調査ではプレスリリースの効果を高めるために、メディアの興味を引く視点とデータの信頼性の両立が重要であることが明らかとなった。今後は、独自調査データの活用がさらに進み、より戦略的なプレスリリース配信が行われていくだろう。
また、社会的トレンドや時事性を反映させた内容作りをしていく中で、データを背景としたストーリー性のある情報発信をしていくことが、これからの企業のPR活動において重要なアプローチとなりそうだ。
古田ちほ アドクロ編集部
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