SEOコンサルティングサービス「ランクエスト」を運営する株式会社ecloreは2025年1月7日、全国の20代男女150名を対象にオンラインアンケート調査を実施。20代の情報収集や検索行動の実態について明らかにした。
調査概要
調査方法：インターネット調査
対象者：20代の男女
有効回答数：150名
調査期間：2025年1月7日
出典元：4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト
20代の検索時間、夜間帯の利用が6割を超える
「1日のうち最も検索を行う時間帯はいつですか？」という問いに対し、20代の若者の間では「夜間（20時～23時）」が32.0%（48名）と最も高い割合を示した。次いで「夕方（17時～19時）」が22.7%（34名）、「昼（12時～13時）」が14.7%（22名）と続いている。また、深夜（24時以降）という回答も8.0%（12名）となった。
この結果から、20代の情報検索は夜間から深夜にかけて集中して行われる傾向にあり、特に夕方の帰宅時間帯や、帰宅後夜間のリラックスタイムに利用が多くなることが分かる。
情報収集の拠点は自宅 一方で場所を選ばない検索行動も
「検索を行う場所はどこが多いですか？（複数選択可）」という質問に対しては、「自宅」が76.7%（115名）と圧倒的多数を占めた。一方で「通勤・通学中（電車、バスなど）」と「職場（オフィス）」がともに16.0%（24名）と同率で2位となっており、「外出先（買い物や移動中）」も13.3％（20名）となっていることも注目すべき結果となった。20代の多くが通学・通勤などの移動中や隙間時間も積極的に情報収集の時間として活用していることが分かる。
この結果は、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスに精通した世代ならではの、状況や場所にとらわれないシームレスな情報収集スタイルを反映しているのではないだろうか。
趣味関連の検索が半数以上 多様な情報の検索も明らかに
「どのような情報を検索することが多いですか？（複数選択可）」という問いに対しては、「趣味・娯楽（音楽、映画、ゲーム、アニメなど）」が58.0%（87名）と突出した高さを示した。次いで「生活関連の情報」が30.0%（45名）、「ニュース・トレンド情報」が26.0%（39名）という結果となった。仕事関連の情報は10.0%（15名）と比較的低い割合にとどまっている。
20代の情報検索は趣味や娯楽に関する内容が中心ではあるものの、幅広い情報を検索から得ている世代の特徴が調査結果に現れたと言えるだろう。
目的思考型の検索行動が特徴的 消費行動にもつながる結果に
「検索の際、どのようなキーワードを使うことが多いですか？」という質問に対して、「具体的なニーズを含むキーワード」が36.0%（54名）で最多となり、「単語だけの簡単なキーワード」が34.7%（52名）と続いた。「商品やサービスの購入を意図するキーワード」も13.3%（20名）を占めており、20代の消費行動にも検索が密接に関連している様子が現れている。
デジタルネイティブ世代が効率的な情報収集を好むことや、明確な目的意識を持って情報検索を行っていることが行っていることが分かる結果となった。
このように20代の情報検索行動は、夜間を基本とした自由時間の活用と、モバイルデバイスを駆使した柔軟な情報収集スタイルが反映された結果となった。今後さらなるデジタル技術の進化とともに、時間や場所にとらわれず、より個人化された情報収集スタイルが選ばれるようになっていく可能性が高い。
またこの世代では、生活のあらゆる場面で既にシームレスな情報探索が行われていると言えるだろう。20代が牽引する新しい情報収集スタイルは、今後の社会全体のデジタルライフスタイルの方向性を示しているのではないだろうか。
古田ちほ アドクロ編集部
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