そして堂々の1位は、広告に載ると必ずと言っていいほど写真撮影の列ができる、まさに今アツいお二人となりました。
第1位:目黒蓮さん(SnowMan)、平野紫耀さん(Number_i)
5回で目黒蓮さん、平野紫耀さんでした。
目黒さんは俳優で、男性アイドルグループ「Snow Man」のメンバー。俳優としても、2021年にドラマ「消えた初恋」で主演を務め、その後も映画「わたしの幸せな結婚」や、「silent」、「舞いあがれ!」などのドラマに出演。また、ファッション界でも注目されており、2022年・2023年にはファッション雑誌「ViVi」が発表する“国宝級イケメンランキング”で連続1位(2022年下半期・2023年上半期)を獲得しています。歌手としての才能だけでなく、俳優やモデルとしても多岐にわたる才能を発揮し続けている、日本のエンターテインメント界の注目人物です。

2024年6月17日週
多くはキリンビール「晴れ風」内の広告出演でしたが、「午後の紅茶」の広告などにも出演。若者を中心に絶大な人気を誇る目黒さんは、そのルックスと長身を生かしたスタイリッシュな広告が多い印象です。既に下半期もREGZAの広告に出演するなど、今後も活躍が期待されます。

2024年7月8日週
もう1人、平野紫耀さんは現在「Number_i」というグループで活動しています。2018年に「King & Prince」としてデビューし、数々のヒット曲をリリースするとともに、テレビドラマや映画でも活躍しました。代表作には、ドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」や映画「ういらぶ。」、「かぐや様は告らせたい」などがあります。
平野さんが出演した「デジタルハリウッド大学の広告」と「液体ムヒ」の広告。その雰囲気の違いにも注目です。

2024年3月4日週

2024年5月6日週
番外編
番外編として、同期間に「2回」出演した広告が見られたタレント(グループ)を紹介します。
中条あやみさん、加藤小夏さん、川口春奈さん、賀来賢人さん、宮世琉弥さん、小澤征悦さん、神木隆之介さん、香取慎吾さん、志尊淳さん、乃木坂46(女性アイドルグループ)、TREASURE(男性アイドルグループ)、ATEEZ(男性アイドルグループ)、Travis Japan(男性アイドルグループ)
傾向として①女性ファンを意識したタレント起用が見られたこと、②比較的若年層を意識した内容が多かったことが挙げられます。賀来賢人さん、宮世琉弥さん、神木隆之介さんなど、女性ファンの多い男性タレントの起用も目立ちました。

2024年2月26日週
また、乃木坂46、TREASURE、ATEEZ、Travis Japanといったアイドルグループの広告は、10代後半から20代前半の若者をターゲットとした広告戦略の表れかもしれません。

2024年4月1日週
これらのグループは、ファンによるSNS発信における影響力も強く、屋外広告とデジタルマーケティングを連携させた統合的なアプローチが意図されていると考えられます。渋谷という場所柄を考慮しても理にかなっているのではないでしょうか。

2024年6月17日
編集部から一言
今回の調査で注目すべきは、トップを飾った目黒蓮さんを筆頭とする若手タレントの躍進です。これは"渋谷"というエリアの特性を反映しつつ、Z世代を中心とした若年層の消費者をターゲットにした戦略が見て取れます。
また、大谷翔平選手の高順位は、スポーツ選手の影響力の強さを示しています。ここ数年の大谷選手の活躍は国内外で広く知られており、彼の起用はインバウンド需要も視野に入れた展開と言えるでしょう。大谷選手は単なるスポーツ界のスターというだけでなく、誠実さや努力といった普遍的な価値観を体現する存在としても評価されている印象もあります。
興味深いことに、上位にランクインしたタレントの多くが、キリンビール「晴れ風」の広告キャンペーンに起用されていました。これは近年まれに見る大規模な展開であり、キリンビール社の本気度が感じられました。
今後も、渋谷の街を彩る広告とそこに起用されるタレントたちの動向に注目していきたいと思います。

