Topics①：アサヒビール「ドライクリスタル」の広告
渋谷駅前で展開された、アサヒビール株式会社の「ドライクリスタル」の広告です。
若年層の認知度が高い、橋本環奈さん、吉沢亮さんを起用したデザインで、「自分時間楽しむなら、やっぱ、3.5%！だよね。」というコピーが印象的です。低アルコールなので、お酒と自分の時間を両立できるということがアピールポイントとなっていた広告でした。
ドライクリスタルの広告は渋谷駅地下のデジタルサイネージでも展開されていました。
また、渋谷駅の別の場所では、ノンアルコールビールテイスト飲料「アサヒゼロ」の広告も展開。
ノンアルコール飲料でありながら、「ビールのような味わい」である事を強調した広告となっており、比較的高い年代層を意識しているように見えました。
Topics②：キングオブコント2024の広告
渋谷駅前で展開された「キングオブコント2024」の広告です。
特筆すべきは、絵画のような古典的な肖像画風のデザインを採用してる点です。金色の豪華な額縁に入れられた絵画のようなビジュアルは、一見すると「お笑い」の広告に見えませんが、注目を集めやすい独特なスタイルであるように見えます。
立体的でアンティーク調の額縁にもクリエイティブへのこだわりを感じます。
絵画の部分には、キングオブコントを象徴する赤の衣装を身にまとったお笑い芸人たちが階段上に並んでおり、中央には王座の椅子が。この王座の椅子と、「コントの最高到達点へ」というコピーが、キングオブコントが芸人たちのプライドをかけた真剣勝負であることを表現していました。
Topics③：テレビ番組「ニノさん」の広告
渋谷マークシティで展開されたテレビ番組「ニノさん」の広告です。毎週日曜日に放送されていた同番組が、10月から毎週金曜日の放送に変更する事を伝える内容となっています。
MCを務める嵐の二宮和也さんをはじめとする出演者たちが登場しているこの広告は、アメコミ風のデザインを採用。思わずじっくり読みたくなるようなインパクトのある英字が並び、幅広い年齢層の興味関心を引くクリエイティブでした。ポップな感じの色味が渋谷のガヤガヤした雰囲気の中でも存在感を放っていました。
渋谷駅構内では、横長のロングポスターも展開されていました。
Topics④：iichikoの広告
渋谷で展開された「iichiko Design Week2024」の広告です。
「iichiko Design Week2024」は、「いいちこ駅貼りポスター」をはじめ、「いいちこ」のボトルデザインやその他「いいちこ」に関するすべての広告デザイン、総称「iichiko design」が2024年で40周年を迎えたことを記念して実施される展覧会。
渋谷ストリームで実施される本イベントの告知として展開されました。
渋谷駅構内数カ所に散らばる形で広告が掲出されていました。イベントは2024年10月8日から12日まで。
Topics⑤：motorola razrの広告
渋谷駅で展開されたスマートフォン「motorola razr 50」の広告です。広告には、アンバサダーに起用されているSnow Manの目黒蓮さんが大きく写っていました。
「そろそろ、“フツー”に飽きてきた？」のコピーに象徴されるように、折りたためるスマートフォンであることを強調するクリエイティブとなっています。具体的な機能や性能を訴求するのではなく、ビジュアルで通行人に訴えかける内容となっていました。
Topics⑥：Rakuten「食いしんぼう祭」の広告
渋谷駅で展開された「食いしんぼう祭」の広告です。このイベントはECサイト・楽天市場でのオンライン開催と、代々木公園でのリアル開催の両方が楽しめます。
赤と白をベースに、美味しそうな食べ物や飲み物が写されているサイネージ広告は、そばを通るだけでお腹が空いてくるような広告となっていました。
サイネージ広告だけでなく大型ポスターも掲出されていました。インパクトのある「食いしんぼう祭」の文字は多くの通行人の目を引いたのではないでしょうか。
編集部から一言
今週、特に印象的だったのは、「キングオブコント2024」の広告です。絵画風の古典的なデザインを採用し、金色の立体的な額縁を使用することで、通常のお笑い番組の広告とは一線を画す存在感を放っていました。広告が醸し出すリッチな雰囲気や特別感が印象に残るクリエイティブでした。
一方、アサヒビールの「ドライクリスタル」の広告キャンペーンは、複数の媒体を効果的に組み合わせた好例です。駅前の大型ビジョンから地下のデジタルサイネージまで、様々な場所で一貫したメッセージを展開しています。若手人気タレントを起用し、「3.5%」という低アルコール度数を強調することで、若年層をターゲットにした戦略が見て取れました。
アドクロ編集部
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