Topics①：にしたんクリニックの広告
渋谷駅で展開された「にしたんクリニック」の広告です。
お笑いトリオ「3時のヒロイン」、モデルでタレントのアンミカさん、美容外科クリニック「高須クリニック」の総括院長である高須克弥さんが起用されたビジュアルが特徴的です。
今回の屋外広告は、放映されている最新テレビCMに連動した施策のようでした。
広告のデザインは、夜景をバックに都会的な雰囲気を醸し出しており、全体的な印象として、エンターテインメント性が高く、医療機関の広告とは一線を画す斬新なアプローチを取っているようでした。
Topics②：Meta Questの広告
渋谷駅で展開された、Meta QuestのVRヘッドセットの広告です。
VRヘッドセットを装着したユーザーがVRの世界に驚きの表情を見せており、「飛びこめ、好きのどまんなか。」という力強いメッセージが描かれていました。
通路に沿って複数のデジタルサイネージで連続的に展開されており、通行人の目を引く効果的な配置となっています。各柱で放映面が4面あるうち、通行人と正対する2面は比較的動きが少ない静止画主体の広告で、もう2面は動画込みで魅力を伝えるコンテンツとなっていました。全体を通して、VRの多様な活用シーンと、その没入感や体験の楽しさを視覚的に訴求していました。
また、先週から渋谷駅前の大型ボードでも広告を展開しており、ホリデーシーズンで購買行動が積極化するタイミングを意識した施策のように感じました。
Topics③：B'zの広告
渋谷エリアで見られたB'zのフラッグ広告です。
同広告は、渋谷駅前のイルミネーション「SHIBUYA WINTER ILLUMINATION 2024-2025」の点灯にあわせて展開。
B'zの稲葉浩志さんと松本孝弘を描いた、スタイリッシュなビジュアルが印象的で、新曲「イルミネーション」「鞭」のビジュアルがそれぞれ描かれていました。また、渋谷の街頭ではB’zの新曲「イルミネーション」「鞭」がBGMとして流れており、街全体を使ったプロモーション展開となっていました。
Topics④：ケロロ軍曹の広告
渋谷で展開されたケロロ軍曹の広告です。
人気コミックス「ケロロ軍曹」のタテスクコミック版の配信を記念して展開されました。
掲出されている広告は、全面にフルカラーで縦スクロールの「ケロロ軍曹」が掲載され、実際に漫画を見ることが可能。また、掲載時にはピールオフも実施されていました。（※写真を撮影した2024/12/9 20時時点では終了）
中央にはケロロ軍曹の主要キャラクターたちが大きく描かれ、作品の25年の歴史を物語る数々のシーンがズラッと描かれたビジュアルは圧巻でした。白を基調とした明るい配色と、整然と並べられたコマ割りのデザインは、通路を行き交う人々の目を自然と惹きつけていたように感じました。
Topics⑤：RED ONE（レッドワン）の広告
渋谷で展開されたAmazon Prime Videoの新作「RED ONE（レッドワン）」の広告です。
ポスターには、サンタクロースらしき白髪の男性キャラクター、巨大なホッキョクグマ、そしてドウェイン・ジョンソンをはじめとする出演者らが描かれており、クリスマスシーズンに合わせた冬をテーマにした作品であることが一目で分かる構成となっています。
全体的に、ハリウッド映画のスケール感と日本のクリスマス時期を意識した展開が特徴的な広告となっていました。
Topics⑥：SWAROVSKIの広告
渋谷駅構内で展開されているスワロフスキーの広告です。
広告のデザインは、背景に白を使いつつ、紫、青、黄色といった異なる色調を用いたビジュアルが特徴的でした。
12月のホリデーシーズンは、ギフトシーズンと重なることから、装飾品などの購買意欲が高まる時期。渋谷駅構内では、他にもカルティエの広告も見られましたが、認知度向上と購買意欲の喚起を狙っているように感じています。
Topics⑦：応援広告
今週、渋谷駅で掲載された応援広告をご紹介します。
※アドクロ編集部が確認した応援広告です。掲載された全ての応援広告ではない可能性がございますので、予めご了承ください。
右：山﨑夢羽さん
左：めておら Lapisさん
IVVY KEYさん
松村美月さん
イケメン幕末11周年記念応援広告企画
編集部から一言
今週はMeta Questの広告展開が印象的でした。
通路に沿って配置された柱の4面それぞれで異なる表現方法を採用し、静止画調の面と動画が流れる面を組み合わせることで、通行客の移動に合わせて段階的にプロダクトの魅力が伝わる設計となっています。特に、通行人と正対する2面では比較的シンプルな静止画を、残りの2面では動画による詳細な機能訴求を行うという使い分けは、人の行動導線を考慮した効果的なアプローチといえます。ホリデーシーズンの購買意欲喚起を狙った統合的なコミュニケーション施策となっていました。
同広告は新宿のクロス新宿ビジョンでも広告が流れており、都内各所で広告を展開しているようでした。
次週はどのような広告が展開されるか楽しみです。過去の渋谷OOH事例は、下記を併せてご確認ください。
アドクロ編集部
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