アドクロ編集部がお届けする2024年11月18日の新宿OOHレポート。新宿で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去の渋谷OOHレポートも御覧ください。
Topics①：「銀魂オンシアター2D 金魂篇」の広告
新宿駅貼りポスター
新宿駅で展開された、「銀魂オンシアター2D 金魂篇」の広告です。
ポスターでは見る角度によってデザインが変わる手法を採用し、同じポスターで2パターンのビジュアルが見れるようになっています。「万事屋“金”ちゃん」の部分に違和感を覚え、反対から見るとツッコミが入っている内容となっています。
作品特有のユーモアのある言葉遣いで、銀魂という作品の雰囲気や温度感を上手く表現しているように見えました。
Topics②：ヒビケアパッドの広告
新宿駅で展開された、ヒビケアパッドの広告です。
新宿メトロプロムナードで、デジタルサイネージと大型ポスターを組み合わせた大規模な広告展開が行われています。
イメージキャラクターを務めるNumber_i 岸優太さんが大きく描かれたビジュアルで、赤を基調とした広告デザインが印象的です。「NEW!」の文字とともに、商品パッケージが大きく配置され、新製品であることを強調。シンプルながらも、駅構内の照明と相まって、赤を基調とした広告デザインが視認性高く表現されていました。
Topics③：LOEWEの広告
新宿駅で展開された、ラグジュアリーブランドLOEWE（ロエベ）の広告です。デジタルサイネージを活用した、洗練された広告展開となっています。
広告は白を基調としたミニマルなデザインで、ブランドロゴ「LOEWE」と写真を交互に配置。月面のような球体の上に佇むキャラクターがあったり、星空のような青い背景に浮かぶレザーバッグが映し出されたりと、ブランドの商品世界を幻想的に表現しています。
駅構内の無機質な空間に、洗練されたデジタル演出とブランドの世界観が見事に溶け込んでおり、通行人の視線を自然と集める効果的な展開となっていました。
Topics④：KADOKAWAの広告
新宿駅で展開された、KADOKAWAのコンテンツ広告です。「おもしろくて、ためになる」をキャッチコピーに、様々なジャンルのコンテンツをカラフルなパネルで紹介しています。
ViVi、Liverpool FC、20周年限定愛蔵版、ブルーバックス、怪盗クイーンシリーズ、心に効く美容、違う冬のぼくら、チーズスイートホーム、講談社選書メチエシリーズ、ブルーロック、現代ビジネスなど、多様なコンテンツが掲載されています。
各コンテンツの横には「No.1」「60年超」といった実績を示すバッジが配置され、コンテンツの信頼性や人気度を視覚的に伝えています。白地の帯に配置された「おもしろくて、ためになる」というメッセージは、KADOKAWAのコンテンツが持つ娯楽性と実用性の両面を端的に表現しているようにみえました。
Topics⑤：ビューカードの広告
新宿駅で展開された、ビューカードの広告です。
「そこは、ビューカードゴールドでしょ。」というキャッチコピーやSuicaとの連携による特典、1ポイント1円の還元率など、カードの特徴が分かりやすく表現されています。広告自体は動画となっています。
新宿BBBの全媒体を利用し、構内をジャックする形で展開。また、QRコードを固定で配置することで、その場で詳細情報へアクセスできる導線も確保していました。
Topics⑥：GUERLAINの広告
新宿駅で展開された、GUERLAIN（ゲラン）の広告です。メトロプロムナードのサイネージ複数面で展開し、広告自体は動画で放映されていました。
クリエイティブでは「GUERLAIN PARIS」のロゴを上部に配置し、ラグジュアリーな世界観を表現。デジタルサイネージの黒いフレームと、駅構内の白いタイル床のコントラストが、広告自体の視認性をより高めています。ホリデーシーズンの特別感を演出する展開となっていました。
編集部から一言
今週は、ヒビケアパッドの広告が存在感を出していました。
イメージキャラクターのNumber_i 岸優太さんが大きく描かれ、赤を基調とした力強いビジュアルが特徴的でした。メトロプロムナードの両サイドの大型枠と、通路に沿って複数のデジタルサイネージを展開することで、ジャック感を演出。歩く人の視線の動きに合わせて自然と情報が入ってくる仕掛けとなっており、製品認知を促す導線設計となっていました。
現地では、広告を写真に収める岸さんのファンの方が多数みられ、注目度も高いように見えました。
次週はどのような広告が展開されるか楽しみです。過去のOOH Reportも併せてご覧ください。
アドクロ編集部
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