駅広告の費用は、ポスター、駅看板、デジタルサイネージなどの種類に加え、掲出する駅や場所、期間によって異なります。ポスター1枚から掲出できる媒体もあれば、複数の広告面をまとめて使用する媒体もあり、目的や予算に合わせて選ぶことができます。
また、広告料金のほかに、デザインや印刷、取付・撤去などの費用が必要になる場合もあります。この記事では、駅広告の種類別の料金例、費用が変わるポイント、出稿に必要な費用の内訳、予算に合った媒体の選び方について解説します。
駅広告の費用相場
駅広告の費用は、広告の種類や掲出条件によって大きく異なります。例えば、東京メトロの2026年度料金表では、駅ばりポスターは1枚・7日間で8,500〜72,000円となっており、駅等級やサイズによって料金が設定されています。
一方、駅看板やデジタルサイネージでは、広告面の位置や大きさ、掲出面数、放映条件などによって金額が変わります。同じ駅の広告でも条件は異なるため、「駅広告はいくら」と一律に決まるものではありません。
代表的な媒体の公開料金例は、次のとおりです。
広告の種類
媒体・掲出条件の例
広告料金(税抜)
駅ばりポスター
東京メトロ/B2〜B0/1枚・7日間/駅等級により異なる
8,500〜72,000円
駅デジタルサイネージ
J・ADビジョン秋葉原駅昭和通り口/8面/15秒1枠/1カ月
100,000円
セットボード
JR東京駅14面セットボード/1カ月
1,800,000円
※料金は2026年9月28日に確認した公開資料に基づく例です。駅看板の空き状況・料金は個別にお問い合わせください。制作費などの含まれる範囲も媒体によって異なります。
表の料金は、期間や面数が異なる商品の例です。比較する際は金額だけでなく、どの駅で、どのくらいの期間、何面に掲出できるかを確認することが重要です。駅広告の種類や特徴について詳しく知りたい方は、駅広告の解説記事をご覧ください。
駅広告の種類別の費用
駅ポスターの費用
駅ポスターは、駅構内の通路やホームなどに掲出する広告です。1枚から申し込める媒体もあり、特定の駅で広告を始めたい場合や、短期間のイベント・キャンペーンを告知したい場合にも利用できます。
東京メトロの駅ばりポスターでは、B1サイズ・1枚・7日間の料金は、銀座・表参道のS等級で36,000円、東京・新宿などのA等級で33,000円、浅草・神田などのB等級で24,000円、荻窪・水天宮前などのC等級で17,000円となっています。

例えば、A等級駅でB1ポスターを2枚、7日間掲出する場合、通常の広告料金は33,000円×2枚で66,000円です。実際の出稿時には、依頼内容に応じてデザイン費や印刷費、納品にかかる費用などを加えて予算を確認します。
この料金は東京メトロの広告枠に適用されるもので、同じ駅名でも他の鉄道会社の広告枠には適用されません。また、掲出枚数や期間によって割引制度の対象になる商品もあるため、複数枚の掲出や長期掲載では販売条件も確認することが重要です。
駅看板の費用
駅看板は、ホームや改札付近などに設置された広告面を使い、長期間にわたって情報を伝える媒体です。通勤・通学などで同じ駅を利用する人に繰り返し見てもらえるため、店舗や施設の案内、企業名・サービス名の認知向上などに活用されています。
費用は、掲出する駅や広告面の位置、サイズ、照明の有無、契約期間などによって異なります。また、広告の掲載費に加え、看板面の制作や取付・撤去などの費用が必要になる場合もあります。長期での掲出を検討する際は、契約期間と更新条件を確認し、制作・施工を含めた総額で比較することが重要です。
駅看板は、空き状況や個別の広告面の料金がWeb上に掲載されていないことも多く、希望する駅や場所ごとに確認が必要です。掲載を検討している駅やエリア、予算、開始時期などをお知らせいただければ、条件に合う広告面の空き状況や費用についてご案内します。具体的な広告面が決まっていない場合も、アドクロの広告相談窓口へお問い合わせください。
駅デジタルサイネージの費用
駅デジタルサイネージは、駅構内に設置されたモニターで動画や静止画を放映する広告です。単体の画面を使う媒体から、複数の画面でまとめて放映する媒体まであり、駅や画面数、放映期間などによって料金が変わります。
例えば、J・ADビジョン秋葉原駅昭和通り口では、60インチ8面、15秒1枠、1カ月で100,000円という税抜の料金が公開されています。1ロールは6分で、複数の広告が順番に流れる仕組みです。

サイネージでは、画面数だけでなく、1回あたりの放映秒数や広告が流れる間隔を確認することが重要です。また、印刷費はかかりませんが、動画や静止画の制作、媒体の仕様に合わせたデータ調整などに費用が必要になる場合があります。
駅サイネージについて詳しく知りたい方は、駅サイネージの解説記事をご覧ください。
複数の広告面を使うセット商品の費用
駅広告には、複数の広告面をまとめて使用する商品もあります。まとまった面数で広告を展開したい場合や、同じエリアで統一したクリエイティブを見せたい場合に検討できます。
JR東京駅14面セットボードは、1カ月で1,800,000円という税抜の料金が公開されています。この料金には1回分の製作費、掲出・撤去作業費、電気料金が含まれますが、デザイン費は含まれません。デザイン数などにも条件があります。
このように、セット商品では制作や作業の一部が広告料金に含まれる場合があります。単体の広告面と比較する際も、面数や期間に加え、料金に含まれる内容を確認することが重要です。
駅広告の費用が変わるポイント
掲出する駅・広告面の位置
駅広告の料金は、掲出する駅や広告面によって異なります。同じ駅でも、改札付近、ホーム、乗り換え通路などでは、広告を見る人の動線や見え方が変わります。
店舗や施設の広告であれば、最寄りの出口や目的地までの経路を意識することも重要です。駅全体の利用者数だけでなく、広告を届けたい人が通る場所かどうかを確認して選びます。
広告のサイズ・枚数・面数
ポスターのサイズや掲出枚数、看板の大きさ、サイネージの画面数なども費用に関わります。大きな広告面で伝えるのか、複数の場所で接触機会をつくるのかによって、適した媒体は変わります。
広告面を増やす場合は、掲載費に加えて印刷・出力や作業の費用が変わることもあるため、総額で比較することが必要です。
掲出期間・販売単位
駅広告には、駅ポスターやデジタルサイネージなど、1週間程度の短期間で実施できるメニューが多くあります。イベントの開催や新商品の発売、期間限定キャンペーンなど、告知したい時期に合わせた広告展開にも利用できます。
一方、駅看板は月単位や複数月の契約で継続的に掲出する媒体で、店舗や施設の案内など、同じ場所で長く情報を伝えたい場合に向いています。なお、デジタルサイネージにも1カ月単位の商品があるため、媒体名だけで判断せず、商品ごとの掲載期間を確認することが重要です。
短期間で集中的に告知するのか、継続的に認知を高めるのかを整理し、目的に合う期間と媒体を選びます。掲出開始日や申込単位は商品によって決まっているため、希望するスケジュールに合わせて確認します。
広告料金以外にかかる費用

デザイン・動画などの制作費
ポスターや看板のデザイン、サイネージで放映する動画・静止画などを制作する費用です。新たに制作する場合と、既存の素材を調整して使用する場合では、必要な作業が異なります。
「製作費込み」と記載されている媒体でも、印刷や出力のみが対象で、デザイン費は含まれない場合があります。依頼できる範囲や修正対応も含めて確認することが重要です。
印刷・出力費
ポスターの印刷や、看板面・シートの出力などにかかる費用です。サイズや部数、使用する素材などによって変わります。予備の広告物が必要になる場合もあるため、掲出枚数だけでなく納品する総部数も確認します。
掲出・撤去などの作業費
看板の取付、ポスターの貼付、掲出終了後の撤去などにかかる費用です。広告料金に含まれる媒体もあれば、別途必要になる媒体もあります。
また、掲載中に広告内容を変更する場合は、再印刷・再出力や交換作業の費用が発生することもあります。変更を予定している場合は、申込み前に対応の可否や追加費用を確認しておくことが重要です。
予算に合った駅広告を選ぶポイント
制作費を含めた総予算を決める
まず、広告の掲載費だけでなく、制作や印刷、施工などを含めた予算を整理します。同じ10万円の予算でも、広告枠に使える金額が10万円なのか、制作費まで含めて10万円なのかによって選べる媒体は変わります。
相談する際は、総予算に加え、利用できるデザインデータや画像・動画があるかを伝えると、条件に合う媒体を検討しやすくなります。
ターゲットに合わせて駅やエリアを絞る
限られた予算で実施する場合は、広告を届けたい人が利用する駅やエリアを絞る方法があります。店舗の来店促進であれば最寄り駅、イベントの告知であれば会場への移動経路など、目的との関連性を考えて選ぶことが重要です。
料金の安さだけで駅を変更するのではなく、ターゲットとの接点を確保できるかを確認しながら比較します。
サイズ・枚数・期間を変えて比較する
希望する媒体が予算を超える場合は、サイズや枚数、掲出期間を変えた候補も検討できます。優先する駅や告知時期を決めておくと、目的に合わせて調整しやすくなります。
実際の広告の見せ方を参考にしたい方は、駅広告事例まとめをご覧ください。
駅広告の費用に関するよくある質問
駅広告は1枚から出せますか?
1枚から申し込める駅ポスターがあります。例えば、東京メトロの駅ばりポスターは1駅1枚から申し込めます。ただし、複数面のセット商品などは販売単位が決まっているため、希望する媒体の条件を確認する必要があります。
月額表示の駅広告は1カ月だけ申し込めますか?
媒体によって異なります。複数月の契約料金を月あたりに換算して表示している場合もあるため、月額の金額だけでなく、最低契約期間と支払う総額を確認することが重要です。
駅広告の見積もりには何を伝えればよいですか?
希望する駅やエリア、広告の目的、掲出開始時期、期間、総予算などを整理しておくと、掲載候補を比較しやすくなります。デザインや印刷も依頼したい場合は、その内容もあわせて伝えます。駅や媒体が決まっていない場合は、届けたいターゲットやエリアから相談することもできます。
まとめ
駅広告の費用は、広告の種類、掲出する駅や場所、サイズ、面数、期間などによって異なります。ポスター1枚から検討できる媒体もあれば、複数の広告面を使用するセット商品もあり、目的や予算に合わせた選択が可能です。
出稿を検討する際は、広告料金だけでなく、デザインや印刷、掲出・撤去などを含めた費用全体で比較することが重要です。ターゲット、エリア、掲出期間、総予算を整理した上で、自社に合った媒体を選びます。
駅広告の掲載候補や費用について相談したい方は、アドクロの広告相談窓口をご利用ください。
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