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TKSがファインバブルの"ボヤキ"広告で地下鉄ジャック
株式会社TKSは、9月に発売した新ブランドの3つの新製品の認知拡大を目指し、東名阪の主要地下鉄路線で車内ジャック広告を掲載する。期間は10月16日~11月2日で、地域により異なる。広告は、東京メトロ銀座線・丸ノ内線、Osaka Metro御堂筋線、名古屋市交通局東山線の3路線で展開される。
水制御技術の企業として知られる同社は、ファインバブルシャワーヘッドの先駆け「ボリーナ」シリーズのメーカーだ。9月12日には「アヴァンティファイン」「アヴァンティファイン コンフォート」「ピュアラスファイン」の3製品を新たに発売。この広告キャンペーンを通じて、ファインバブル製品の高級なイメージを塗り替え、「生活に身近なもの」として新たな印象の浸透を図る。
同社の2024年の調査によると、ファインバブルシャワーヘッドの認知率は高まっているものの、「高級品」「機能や作用はわからない」といった声もあり、まだ多くの人の生活には根づいていない現状が明らかになった。この状況を打開するため、新製品は1万円前後の価格設定で発売。特に「アヴァンティファイン」は8,800円(税込)と自社製品の最安値モデルとなっている。
株式会社TKS営業部部長の服部広光氏によれば、今回の販促企画は4月から検討を開始。具体的な実施内容は8月初旬に決定したという。非購買層をメインターゲットに据え、「より身近で自分事として感じていただける」ことを主軸に企画を構築。その結果、電車中吊りに「大阪のおばちゃんが言いそうなこと」をキャッチコピーとして採用することに決定。中吊り広告12種(1商材につき4種)、ドア横ポスター広告3種(1商材につき1種)などで掲出したそうだ。
【実際の掲出風景の写真】
株式会社電通名鉄コミュニケーションズのプランナー今野敬太氏は、企画立案時の狙いについて次のように語る。「TKS様の新商品発売に至るまでの経緯や熱い思いを聞いていたので、'よくある商品広告'にしてはいけないと考えていました。満員電車に揺られながら、前に座る人たちに何を言ったら興味を持ってもらえるだろうと考えていたところ浮かんだのが、この企画です」。
また、広告コピー然としたコピーを避けるため、チーム全員が「自分なりの大阪のおばちゃん」を演じながら企画を進行。本場出身の社員による大阪弁チェックを何度も重ねたという。
【実際の掲出風景の写真】
「今回の企画を通して、当社商品をより身近なものに感じていただけたらと思います。通勤・通学時にご覧いただき、クスッと笑って気持ちを和ませていただけたら嬉しいです」と服部氏。
同社はファインバブルを通して、生活の豊かさと地球環境への貢献を目指し、今後は「目的」や「利用シーン」に特化した製品開発を進めつつ「シャワーを使い分ける文化」の創出を目指す。最終的には15~25%のシェア獲得を目標としている。
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