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Woltが北海道に絞って展開 CM施策の裏側を探る
デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japan株式会社は、北海道を代表する“あの人”を起用した新TV CMシリーズを開始しました。北海道エリアにて、6月10日から第一弾「北海道で一番よく見る顔」篇、6月17日から第二弾「あのお店もこのお店も」篇を放映しています。
第一弾CMでは、Wolt加盟店の店頭などに貼られるWoltステッカーを、直接顔に貼った正体不明の“あの人”がサービスの魅力を紹介する内容になっています。
【第一弾「北海道で一番よく見る顔」篇】
第一弾では“あの人”の正体は明かされないままでしたが、6月17日から放映が開始された第二弾「あのお店もこのお店も」篇で、正体がTEAM NACS戸次重幸さんであることが分かる内容に。第一弾に続きWoltステッカーを直接顔に貼った戸次さんがおすすめのお店を紹介していく内容となっています。
※TEAM NACS(チームナックス):北海学園大学演劇研究会出身の森崎博之さん、安田顕さん、戸次重幸さん、大泉洋さん、音尾琢真さんにより結成された演劇ユニット。
【第二弾「あのお店もこのお店も」篇】
今回のCM展開について、Wolt Japan株式会社 シニアマーケティングマネージャーの稲垣伸太郎氏によると、施策自体は2023年の10月頃から検討を開始したそう。「2023年の春から夏にかけて行ったキャンペーンのレビューを行い、そこで得た気づきや学びを踏まえて、2024年の戦略の中でどのような展開をしていくか議論を重ねました。
注力エリアの1つである北海道では、積雪期間はデリバリー全体の需要が伸びる傾向があるため、冬を終えて春を迎えるタイミングでの継続的な利用の促進を念頭に、年間の施策展開の計画を立てた」と稲垣氏。
今回、北海道に絞って施策を展開した点について、稲垣氏は「北海道はデリバリー各社の中でもWoltの展開が早かったエリアで、またWoltの本社であるフィンランドとも近い天候であることから数年にわたって強化エリアとして取り組んできています。地域の経済、生活に貢献するというミッションをもとにした戦略の中で、アプリ上でお客さまが選べるお店が充実していて地域No.1である事実を背景に、重点的に継続的な投資を行っている」そうだ。
【CM内では頑なにWoltステッカーに顔を隠されながら、終盤ついに顔を明らかに】
「2020年6月に北海道でのサービスを開始して以来約3年、レストランチェーン、地元の名店、スーパーやコンビニ、ドラッグストアまで幅広く多くのお店に加盟をいただいて、北海道で選べるお店の数No.1(※)となりました。
より多くのお客さまにWoltを知っていただき、新たな生活スタイルの1つとしてWoltでのデリバリーのご利用をいただく、すでにお使いいただいているお客さまにはさらに充実したセレクションであることをリマインドする、その両輪を強化していくことを狙っています。
No.1を“顔”と置き換え北海道出身の戸次さんのお力もお借りしたコミュニケーションを通じて、より地域に根差した存在として生活インフラとなっていくことを目指しています。」
※調査機関(DataHen)のデータに基づき行ったWolt Japan株式会社調べ (2024年1月末時点)
※選べるお店の数北海道No.1:Woltがサービスを提供している北海道のエリア5都市(札幌/旭川/函館/帯広/千歳)のデリバリー専門店を除く加盟店舗数合計を比較した実績。
北海道を代表する演劇ユニットTEAM NACSの戸次重幸さんを起用し、地域の親近感と信頼感を醸成するアプローチは非常に効果的であるように感じました。特に、第一弾CMでは正体を明かさず、視聴者の興味を引きつけ、第二弾でその正体を明かす手法で関心を持った視聴者の方は多かったのではないでしょうか。
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