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見覚えある広告にクスッと笑う 「三ツ星たまご」パロディ広告の目的
日本農産工業株式会社は、機能性表示食品「三ツ星たまご」の新たな交通広告を2024年7月1日から1カ月間、小田急線など首都圏の電車内にて掲載しています。
三ツ星たまごは「血中の中性脂肪を下げる」などの機能を持つDHA・EPAを多く含んだ機能性食品。今回の広告では、夏に向けて「毎日取り入れやすいたまごでできる、手軽な健康習慣」を訴求した内容となっています。
日本農産工業株式会社の鶏卵事業部マーケティンググループリーダー 高嶋雅美氏に本企画について話を聞いたところ、企画は2023年末頃から「三ツ星たまごの認知拡大」を目的に検討を始めたそう。
今回、電車広告を用いた意図については「予算が限られている中で、数ある広告の中から生活者の皆さんに目を向けてもらう仕掛けとして“思わず二度見してしまうような驚き”が必要だと考えた」とした上で、
「慣れ親しんだ広告への既視感を逆手に取った“広告パロディ企画”に行きつき、三ツ星たまごの商品特性とターゲットが似ているのが“電車内でよく見かける広告”でした。これらのことから、電車を中心に広告出稿することを決めた」と高嶋氏は話す。
【写真をよく見ると「卵」を持っていたり、「EGG」と書かれていたり…】
編集部で初めて広告デザインを見た時、最近電車内でよく見かける「脱毛」や「医療・美容」の広告デザインを意識しているのではないかと考え、その意図を高嶋氏にお伺いしたところ、
「おっしゃる通り。”広告パロディ企画”のため、電車でよく見かける既視感の強い広告にデザイントンマナとしては溶け込ませつつも、電車内で思わずクスッと笑ってしまうような内容にしています。あわせて、よく見ると“違和感満載”で思わずツッコみたくなるようなフレーズ開発を意識しました。4種類のビジュアルでターゲットを明確化しており、既視感を強める夏らしいデザインもポイント」と教えてくれた。
【「みなとみらい線 横浜駅 メガセット」の様子。駅にも掲載された】
最後、今回の広告を通して消費者に伝えたいメッセージについて聞いたところ、
「どんな感情であれ、機能性表示食品の“三ツ星たまご”という存在をとにかく知ってもらいたいです。その上で、毎日取り入れやすいたまごだからこそ、手軽に健康習慣を始められるということが伝われば非常に嬉しいです」と話してくれた。
今回の広告は、見つけたときに思わずクスッと笑ってしまう仕掛けが見事でした。デザインの雰囲気はどこか見覚えがありつつ、「EGG」などのキーワードが散りばめられたクリエイティブは非常にユニーク。既視感を逆手に取ることで、目に止まった時に思わず笑ってしまう方も多かったのではないでしょうか。
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