東京ガスは、お笑いコンビ「令和ロマン」を起用した新しいテレビCMシリーズの放映を開始した。キャッチフレーズには「東京ガスとやる？カーボンニュートラル」を採用し、お客様と共にカーボンニュートラル社会の実現を目指す同社の姿勢を表現している。
新CMシリーズは「地球の未来を守るマン」と題した3本で構成。令和ロマンの髙比良くるまさんが正義の味方を、松井ケムリさんが東京ガス社員を演じ、軽快な掛け合いを展開する。
各CMでは、東京ガスのカーボンニュートラルへの取り組みを異なる切り口で紹介。「登場篇」では正義の味方と東京ガス社員の出会いを描き、「泣く篇」ではCO2をリサイクルして作る未来の都市ガス「e-メタン」を紹介する。「ピンチ篇」では洋上風力発電など再生可能エネルギーへの取り組みを取り上げている。
東京ガス広報部の宮川氏は、今回の新CMシリーズ企画の背景について、2024年3月に発表した「東京ガスグループ カーボンニュートラルロードマップ2050」を含むカーボンニュートラル社会実現への取り組みの認知・理解促進を目指し、2024年夏頃から検討を開始したと語った。
宮川氏によれば、今回のCMでは「東京ガスとやる？カーボンニュートラル」というキャッチコピーに、お客様と共に明るい未来へ歩んでいくエネルギー会社としての想いを込めている。特に未来を担う若者への訴求を意識し、お笑いコンビ「令和ロマン」を起用した。CMでは、熱く鼻息の荒い「地球の未来を守るマン」を演じる髙比良くるまさんと、冷静に支える東京ガス社員役の松井ケムリさんによる、アドリブを交えた掛け合いを展開する。
また宮川氏は、20-30代の若年層をメインターゲットとしながら、多様なステークホルダーへの情報発信を強化するため、CMに加えてHPやSNSなどのオウンドメディアも活用すると説明する。特に今回新たに開設したInstagramアカウントでは、カーボンニュートラル社会実現に向けた取り組みを、手軽に楽しく理解できるコンテンツを提供する。さらにXやCM動画との連動を通じて、様々な媒体での接点創出を目指している。
東京ガスは2019年11月に発表したグループ経営ビジョン「Compass 2030」でCO2ネット・ゼロへの挑戦を宣言した。2021年11月には「Compass Action」を公表し、LNG・天然ガスと再生可能エネルギーを組み合わせた「責任あるトランジション」によってCO2ネット・ゼロへの移行をリードする方針を発表。さらに、2024年3月には「東京ガスグループ カーボンニュートラルロードマップ2050」を策定し、2040年までにCO2排出量を6割削減し、国内供給ガス・電気のカーボンニュートラル化率を5割にする目標を掲げている。
加藤誠也 アドクロ編集部
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