JA全農ふくれんは、福岡県産ブランドいちご「博多あまおう」のプロモーションとして、福岡市地下鉄七隈線の車両を活用したラッピング広告「あまおうエールトレイン」を運行した。車内を活用し、利用者から寄せられた応援メッセージをデザインに取り入れた広告を展開。

今回の施策は「博多あまおうは応援いちご」というコンセプトのもと、いちごを通じて応援の気持ちを届ける「あまおうエール」という取り組みの一環である。勉強や部活動に励む人、新生活を迎える人、遠くに住む大切な人などへ応援の気持ちを贈る文化を広げることを目的とした企画であり、SNSを通じて生活者の参加を促す構成となっている。

車両内には、Instagramに投稿された応援メッセージをモチーフにしたビジュアルを掲出。投稿された言葉を桜の花びらに見立てた「あまおう桜」のデザインを採用し、車内全体を応援メッセージで満たす演出が特徴だ。さらに七隈線沿線の駅周辺では、博多あまおう販売店を中心にキャンペーンポスターも展開され、鉄道広告と店舗接点を組み合わせたプロモーションとなっている。SNSではハッシュタグ「#あまおうエール2026」を用いた投稿キャンペーンも実施され、投稿者の中から抽選で賞品が当たる仕組みが用意された。

今回の「あまおうエールトレイン」は、SNS投稿と鉄道OOHを組み合わせた参加型プロモーションと位置付けられる。利用者のメッセージを広告クリエイティブとして活用することで、単なる商品訴求ではなく応援のストーリーを共有する仕組みを構築した点が特徴だ。鉄道車両という移動空間を使い、地域の生活動線の中でメッセージを広げる設計は、交通広告をコミュニケーションの場として活用した事例と言える。

