「リラックマ」や「すみっコぐらし」など数々の人気キャラクターを世に送り出してきたサンエックスは、企業のオリジナルキャラクターをプロデュースするプロジェクト「サンエックス キャラプロフレンズ」の取り組みとして、立川バスの公式キャラクター「にゃちかわさん」を製作した。2026年4月1日のデビューに合わせ、サンエックス初となる総合プロデュースによって生み出された新キャラクターが地域社会へと送り出された。

キャラクター制作のみにとどまらず、EV路線バスのデザインやWEBサイト、プロモーションまでを一体で設計した点が大きな特徴だ。立川バスの伝統カラーである赤と白を基調にしつつ、サンエックスならではの造形力を活かした「にゃちかわさん」を軸に据えることで、地域住民との新たなコミュニケーションの創出を狙った。

キャラクターのデビューと同日から「にゃちかわさん」のデザインを施したEV路線バスの運行を開始。サンエックスが実際の路線バスの外装を手掛けるのは初の試みであり、今後は座席シートまでキャラクター仕様に変更していく計画となっている。また、公式サイトの公開や、サンエックスの広報キャラクター「コロニャ」とのグリーティングなど、オンラインとオフラインを横断したプロモーションとなっている。

移動インフラであるバス会社は、日常的に接点を持ちながらも利用者との関係が運行情報や交通手段としての機能訴求に寄りやすい。立川バスは「にゃちかわさん」を新入社員という設定で導入し、地域に根ざした親しみやすい人格を付与することで、企業と生活者の接点を会話可能なものへと拡張している。さらに、車体、Web、グリーティングまで表現を統一したため、単発の話題づくりではなく、日常の利用場面で同じキャラクター体験を反復できる設計になっている。サンエックスのキャラクター力を採用したことで、立川バスのコミュニケーションは「乗るための情報」中心から、「地域のなかで親しむ存在」を介した継続接触へと変化している。

