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ケルヒャーが高圧洗浄技術で魅せる巨大ゴジラアート クリエイティブの新境地
世界最大手の清掃機器メーカー、ケルヒャー ジャパン株式会社は、佐賀県の「サガプライズ!」プロジェクトと連携し、『ゴジラ in 佐賀 ダムアートプロジェクト Powered by ケルヒャー』において、岩屋川内ダムの完成50周年を記念した巨大ゴジラのダムアートを11月22日に完成した。
同プロジェクトは、佐賀県の新プロジェクト「ゴジラ対(つい)サガ」の一環として11月4日から始動。ケルヒャーの高圧洗浄機を用いて、ダムの壁面を洗浄することで壮大なゴジラの姿を描き出した。
約4ヶ月の準備期間を経て、総勢7名のチームにより3つのステップで制作を実施。これまでの海外事例と比べ、より細かいディテールを表現するため、約2,400のポイントマーキングを実施して正確な縁取りと繊細な洗浄工程にこだわった。
ケルヒャージャパン株式会社 マーケティング&プロダクト本部 マーケティング コミュニケーション部の四條真美子氏によれば、本企画の検討は2024年7月頃、佐賀県からの一本の電話から始まったという。通常1年以上の準備期間を要する「クリーニングプロジェクト」だが、佐賀県の熱意に押される形で、ドイツ本国を含めた全面協力体制のもと、異例のスピードでの進行が決定したそうだ。
8月にモチーフがゴジラと判明すると、世界各国で実施している「クリーニングプロジェクト」を日本で、しかもゴジラをモチーフに描くという稀有な機会と捉え、ドイツ本国と日本のチームが一丸となって準備を進めた。同月中には現地調査を実施し、実施計画の策定まで矢継ぎ早に進行したという。
本プロジェクトの意義について四條氏は、ケルヒャーが世界各国で手掛けている文化貢献活動の一環であることを強調する。日本では2008年の栃木県足利市・松田川ダムでの花のダムアートに続く2作目となり、2010年には日本橋の架橋100周年記念クリーニングも実施。世界的には、ニューヨークの自由の女神やリオデジャネイロのキリスト像、ドイツのブランデンブルク門など、数々の歴史的建造物の洗浄・再生を手掛けてきた実績を持つ。
今回のダムアート制作では、ドイツ本国から招聘した特別チームが、高さ60mの壁面をロープで吊り下がりながら、高圧洗浄機による繊細な技術を駆使してゴジラを描き出した。「パワフルな高圧洗浄機で繊細な作業も巧みにこなすプロの技術を、ぜひ多くの方にご覧いただきたい」と四條氏は語った。
本プロジェクトは、今年70周年を迎える「ゴジラ」と佐賀県の形状が類似していることから、ゴジラを「佐賀県かたち観光大使」に任命したことを記念して実現した。なお、自然環境を活用したアート作品であるため、鑑賞機会は自然条件に左右される。この限定的な機会に、ぜひ岩屋川内ダムへ訪れてみてはいかがだろうか。
TM & © TOHO CO., LTD. 提供:ケルヒャー ジャパン
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