アドクロ編集部がお届けする2024年12月23日の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去の渋谷の広告事例は「渋谷のOOH（屋外広告）事例集」をご覧ください。
Topics①：FODの広告
渋谷で展開されたFODの宣伝広告です。白地に黒の力強い筆文字が特徴的です。
広告の説明文には「北国の家族、東京の6人兄弟、突然親子になった二人、絆を取り戻した親子。政治家一族、医者家系、天下を狙うヤンキー一家。家族のような他人、他人のような家族。」と書かれており、FOD内で取り扱う様々な家族の形を描いたドラマをアピールしているようでした。
「年末年始は、家族と。FOD」というメッセージからも、年末年始の家族団らんの時期に合わせて展開されたことが伺えました。
Topics②：huluの広告
渋谷駅構内に展開されているHuluの広告です。
広告には複数の作品のワンシーンが描かれており、「ハリーポッター」など実写映画やドラマの一場面、「推しの子」などアニメ作品による訴求が組み合わされています。
注目すべき点は、「年越しの瞬間」にフォーカスを当て、各作品の名シーンを1月1日24時ちょうどに見るためには、何分何秒から作品を見れば良いのか、秒単位まで具体的な時刻が示されていた点です。
Huluが提供するコンテンツの多様性を表現しつつ、ユニークな紹介の仕方で通行人の目を引く工夫が見事でした。
Topics③：FORTNITEの広告
京王井の頭線渋谷駅構内に展開されているFORTNITE（フォートナイト）のキャンペーン広告です。
和風デザインを基調とした装飾的な柱面広告として展開されています。金色の和紙をイメージした背景に雲紋様が配され、日本の伝統美とゲームの世界観が共存したビジュアルとなっていました。
「鬼ノ島」というゲーム内のフィールドにちなんでの広告で、「鬼ごっこじゃない？」というキャッチコピーは、日本人に馴染み深い「鬼ごっこ」とバトルロイヤルゲームを掛け合わせ表現しているようでした。柱のフルラッピングの存在感もあり、目を引く広告展開となっていました。
渋谷駅構内では他の場所でも同様に広告が展開されていました。
Topics④：Amebaブログの広告
渋谷駅前で展開されたAmebaブログの20周年を記念した広告です。
「ありのままが、ここにある。」というメインコピーを軸に展開されています。
写真や動画、感情、思い出など、あらゆる記録を残せる場としてのブログの価値を、実際のユーザー体験と共に描き出すことで、より深い共感を生み出しているようでした。懐かしさと新しさを併せ持つトーンで、20年という長期運営プラットフォームとしての信頼を示しながら、デジタル時代における記録の価値を再確認させる広告となっていました。
Topics⑤：Indeedの広告
渋谷駅前で展開されたIndeedによる「LE SSERAFIM」とのコラボレーション広告です。
以前より都内で展開されていた同広告ですが、今週渋谷駅構内の複数面で展開されていました。
Indeedのブランドカラーである濃紺を基調に、洗練された白黒のポートレート写真を配置。各メンバーの写真は検索画面のようなブルーの四角形と組み合わされており、「まだ誰も見たことのないLE SSERAFIM」と意味深なメッセージが目を引きます。
アーティスト写真の質の高さと洗練されたデザイン、そして未来志向のメッセージングが見事に調和した印象的な広告キャンペーンとなっていました。次月以降の展開にも注目していきたいところです。
Topics⑥：まふまふ「世会色ユニバース」の広告
渋谷駅構内で展開された「まふまふ」の新アルバム「世会色ユニバース」の告知広告です。2024年12月25日のリリースを告知していました。
暗めの青を基調とした未来的な世界観を表現しており、コンピュータやモニターが配置された空間でアーティストが佇むビジュアルが特徴的です。黒を基調とした衣装とネオンのような青い光の対比が印象的で、サイバーパンクのような世界観を演出しています。
面が分かれて展開されるキラキラボードで、すべて同じビジュアルを使った広告となっていました。
Topics⑦：東洋水産の広告
渋谷駅構内で展開された、東洋水産「緑のたぬき」「赤いきつね」の広告です。
あのちゃんが大きく描かれたビジュアルが印象的で、「武田さんって年越しに、本当に緑のたぬき食べてるの？」という武田鉄矢さんに問いかけるコピーが特徴的でした。質問形式のコピーを用いることで、商品への興味を自然に喚起する工夫も。本広告に関するCMも展開されており、CMと連動した企画であると想定されます。
年末の年越しそばを彷彿とさせる訴求で、シンプルながらも効果的なメッセージ性を持つ広告デザインとなっていました。
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今週掲載された応援広告を紹介！
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アドクロ編集部
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