Topics⑤：J：COMモバイルの広告
J：COMモバイルの広告です。駅構内のデジタルサイネージで展開された広告では、オレンジ色が効いたデザインが特徴です。
3月4月という今のシーズンを考えれば、4月から新生活を迎える層を意識している様子が伺えます。「22歳以下も、60歳以上も、そのご家族も」というターゲット層を描きつつ、「10GB 550円/月」という料金プランを強調していました。
Topics⑥：甲子園歴史館の広告
阪急 大阪梅田カラムセット
甲子園歴史館の広告です。黒を基調とした背景に歴史的な写真が描かれ、甲子園の長い歴史を視覚的に表現していました。
春の選抜高校野球が展開されているシーズンということもあり、野球に関心が高まっているタイミングを狙ったと想定されます。歩く歩道沿いに複数設置されており、移動中の人々の目に自然と入る位置に配置されていました。
Topics⑦：タキロンシーアイの広告
大阪に本社を置く、タキロンシーアイの企業広告です。カヌー競技に挑む選手の迫力ある姿が大きく映し出されていました。
青を基調とした統一感のあるデザインが、水を連想させるとともに企業カラーを印象づけています。スポーツ選手の真剣な表情や躍動感ある姿を通じて、挑戦し続ける姿勢を視覚的に表現したクリエイティブでした。
編集部から一言
今週は、大阪エリアで展開された「舞台公演」の広告が印象的でした。
「HUNTER×HUNTER THE STAGE 3」の広告では、大阪メトロ御堂筋ジャンボにて、舞台版キャラクターたちの集合ビジュアルを前面に押し出しています。実写俳優によるアニメキャラクター再現が訴求ポイントとなっており、原作ファン層の好奇心を刺激する構成となっています。人気漫画の舞台化という位置づけから、原作ファンを基盤としつつも、舞台ならではの表現による新たな魅力を提示することで観客層拡大を狙う戦略が読み取れます。
一方、阪急大阪梅田駅ジャンボセットAで展開された宝塚歌劇団の広告は、「111th Takarazuka Revue」と「阿修羅城の瞳」というデザインが全く異なるビジュアルを左右で同時に展開。華やかな衣装の星組メンバーと、刀を持つ男役と優美な女役という対照的な世界観を並置することで、宝塚ならではの多様な魅力を一度に伝えています。さらに大阪駅前地下道でもサイネージ展開するなど、接触機会の最大化を図っている様子が伺えました。
3月という年度末・新年度始まりのタイミングは、余暇の使い方を見直す層も多い時期。駅という多様な層が行き交う場での広告展開は、舞台という体験型コンテンツの認知拡大に有効なアプローチであるように感じました。
アドクロ編集部
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