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歯科業界の検索順位1位のCTRは35.5%!上位表示はCTR向上に欠かせない?
SEOコンサルティングサービス「ランクエスト」を運営する株式会社ecloreは歯科クライアントのサイトデータから検索順位別のクリック率(CTR)を計測。検索上位10位の6,224の歯科関連キーワードを対象に、クリック率(CTR)を分析した。
調査方法:Googleサーチコンソールのデータを使用し、対象キーワードの検索順位別クリック率(CTR)を算出。クリック率(CTR)は、クリック数を表示回数で割り、その結果に100を掛けてパーセンテージとして表している。
有効回答数:6,224キーワード
調査期間:2024年10月1日~10月31日
まず、歯科業界の検索順位1位のクリック率は35.5%、2位は20.5%という結果となった。1位のクリック率の表示回数は2位以降と比べるともっとも少ない17,927回だが、クリック数は高い数値となっている。検索検索上位表示がいかにクリック率に影響しているかがわかる。また、少ない表示回数でありながら、高いクリック率となった要因としては、検索結果上位に表示されたこと以外に、キーワードがユーザーの検索意図に合致したものだったことなどが考えられる。
また、歯科業界とSEO業界における検索順位別のクリック率を比較すると、歯科業界の1位は35.5%であるのに対し、SEO業界の1位は29.3%で、6.2%の差が生じていた。2位も歯科業界とSEO業界とでは7.2%の差をつけて歯科業界が高いクリック率という結果だ。3位以降、両業界の差は縮まるが、全体的に歯科業界が高い数値であることが分かる。歯科業界のクリック率の高さの要因としては、他の業界と比べ、信頼度や緊急性、権威性などが満たされているためだと考えられる。
歯科業界とSEO業界の差については、サイトの信頼性や緊急性、権威性などの違いがあるのではないだろうか。緊急で歯科に関する専門的な情報が欲しい時、上位表示されている権威性のあるサイトは積極的にクリックしてチェックしたくなる。SEO業界は歯科業界ほどの緊急性や信頼性、権威性がないという点が、今回の調査結果のように差をつけたことが想定できる。
検索結果のクリック率を上げる方法としては、歯科業界に限らず、上位表示を狙うキーワードを盛り込んだり、魅力的なフレーズを入れたり、様々な方法があるが、ユーザーの検索意図を把握することもクリック率向上のポイントとなる。検索意図とは、ユーザーが検索エンジンで検索を行う際、何を知りたいのか、何をしたいのかという、その行動の背後にある目的のことを言うが、この検索意図を把握することでどんなキーワードを盛り込むべきかが分かってくる。ユーザーの検索意図をしっかり把握した上で、多くのユーザーに興味を持ってもらえるキーワード選定を行うことをおすすめする。
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