株式会社コラントッテは、2025年12月15日より新宿駅構内にて「ホントはみんな肩コリ展」を展開した。

本企画は、有名絵画に描かれた人物たちも、実は現代人と同じように肩コリに悩んでいたのではないか、という“もしも”の視点から発想された広告。
すまし顔で描かれている名画の人物たちを、肩コリに苦しむ表情として再解釈することで、誰もが一度は目にしたことのあるビジュアルに意外性とユーモアを加えた。「実はみんな同じ悩みを抱えている」という共感を生み出している点が特徴と言える。

株式会社コラントッテ広報の中島理恵子氏によれば、今回の広告は、肩コリを抱えながらも痛みを表に出さず、日々の仕事や暮らしを懸命にこなしている人々に寄り添うメッセージとして企画したという。
「コリの悩みを顔に出さずに頑張る人々」の象徴として、長年にわたり顔色ひとつ変えずポーズをとり続けてきた有名絵画の人物をモデルに起用することで、自然とブランドのメッセージに目を向けてもらう狙いがあったと語る。

鑑賞者の頭の中にすでにある本物の名画のイメージに対し、あえてギャップのある肩コリに苦しむようなつらそうな表情を提示。思わず目を留めてしまう驚きと笑いを生み出し、その体験を通じて「血流促進・コリ緩和といえばコラントッテ」というメッセージを訴求している。
掲出場所は、東京の中心地であり、媒体としても訴求力の高い「新宿」を選定。より幅広い年代や多くの来訪者に認知を広げ、広告そのものを楽しんでもらえると考えたという。
オリジナルイラスト制作において苦労した点として、デジタル制作でありながら、当時の画材特有の重厚なタッチを忠実に再現することだったと振り返る。その質感を保ったまま、辛そうな微妙な表情を表現することは非常に難易度が高く、さらに出力サイズが極めて大きかったため、細部に一切の妥協が許されなかったという。遠目では分からなくとも、拡大した際にデジタル特有の平坦さが見えてしまえば名画の雰囲気が損なわれてしまうため、筆の運びはもちろん、数百年の時を経た名画ならではの絵具のひび割れといった質感に至るまで徹底的に描き込み、オリジナルが持つ歴史の重みまで含めて加工・再現することに注力したと中島氏は語った。
ユーモアを前面に出した手法の交通広告は初の試みであり、掲出期間中の反響に期待しているそうだ。

