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「クーリッシュ」の“熱すぎる”広告 目的を担当者に聞いた
株式会社ロッテは、「飲むアイス」の「クーリッシュ」ブランドのプロモーションとして、「クールにいこうぜ。クーリッシュ」という広告キャンペーンを7月8日から開始しました。この広告では、CMキャラクターを務める俳優の藤原大祐さんをはじめ、様々な分野で情熱的に、真っすぐに、ひたむきに頑張っている人々を起用しています。
【渋谷駅地下で展開されたクーリッシュの広告 ※アドクロ編集部撮影】
広告クリエイティブでは、各出演者の熱い・熱すぎる姿が描かれており、クーリッシュのスローガンである「クールにいこうぜ。」に込めた思いを表現。メッセージとして「そのアツさを、今、クールと呼びたい。」熱く頑張るその姿こそ、「クール」であると描かれています。
クリエイティブは集合版を含め、全8パターンを掲載。首都圏の駅にて展開されています。
【千葉ロッテマリーンズ 和田康士朗選手個別広告】
本広告について、株式会社ロッテのマーケティング本部 ブランド戦略部クーリッシュブランド課 佐藤洸輔氏によると、企画の検討は2024年2月頃から開始したといいます。
施策の実施時期については「売上最盛期となる夏直前を狙って掲示しました。また、テレビCMを6月末~7月頭にかけて実施しており、テレビCMに触れたユーザーに共感を狙ったブランドメッセージの訴求をすることが狙い」と佐藤氏は話す。
今回の交通広告では、渋谷駅など主要駅のみならず、武蔵小杉駅(東京高等学校 チアリーディング部個別広告)、赤坂見附駅(熱波師 井上勝正さん個別広告)、海浜幕張駅(千葉ロッテマリーンズ 和田康士朗選手個別広告)…と様々な駅で展開されていました。
【東京高等学校 チアリーディング部個別広告】
それぞれビジュアルごとに駅を出し分けていた意図について、「様々なジャンルでとにかく熱く、頑張っている方々を起用しています。それぞれ出演者の活躍している場所や親和性がある場所に個別広告を掲載しました。また、集合広告に関しては人通りの多い渋谷駅の東急 田園都市線渋谷ビッグ20、東急全線電車内では目の付きやすい窓上にて掲出している」そうだ。
熱を感じるようなアツい姿が描かれたクリエイティブが印象的だが、佐藤氏によれば「熱さ溢れる、汗をかいている全力の表情を出すために、ブレや勢いが出ている写真を撮影・セレクトいただいています」としつつ、
「特に、熱波師の井上さんの撮影ではサウナ室内での撮影となり、出演者だけでなく、スタッフの皆さんも全員汗だくの熱い撮影現場でした。熱量の高い方々を撮影させてもらい、漫画家の高橋陽一先生(※代表作として「キャプテン翼」など)には熱い画を作画いただき、目一杯の“熱さ”を伝えるクリエイティブができました。
【熱波師 井上勝正さん個別広告】
【高橋陽一先生作画・南葛SC個別広告(今野泰幸選手 大前元紀選手 稲本潤一選手)】
また、そんなときにこそ“クールにいこうぜ。”と商品が寄り添うことを伝えるステートメントにもご注目頂けると嬉しいです」と佐藤氏は話した。
今回の広告キャンペーンでは、多様な分野で情熱を傾けて努力する人々を起用し、その「熱さ」を「クール」というブランドコンセプトと巧みに結びつけることで、「クーリッシュ」のイメージを効果的に伝えていたように感じます。各出演者の活躍の場に合わせて個別広告の掲載場所を戦略的に選定することで、出演者の周囲にいる人々も巻き込んでいたようにも感じました。
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