Topics④：「いいジーパン穿こうぜ」EDWIN（エドウイン）の広告
WALLMALL SBY
EDWIN（エドウイン）の「いいジーパン穿こうぜ」広告です。
複数エリアで展開されたこの広告は、シンプルなジーンズのビジュアルと短いコピーのみで構成。“ジーンズそのもの”に焦点を当てたデザインが特徴的です。
今回の広告では、製品の物理的スペックや機能を語るのではなく、「ジーンズ＝人生の記憶を刻む服」として感情に訴えかけてくるようなメッセージを中心に構成。コピーがジーンズの味わい深さを表現し、使用者の時間や経験がジーンズに刻まれれていく、という感情的な価値を訴求していました。
特に渋谷で遭遇した複数ポスターの連続貼りは、B1サイズがずらっと並ぶ光景がインパクト抜群。
掲載されていたタイミングが4月の新生活始まりの時期。新たな服を買い揃えるタイミングで「人生を記憶する服」という表現は、まさに購買をプッシュするようなメッセージ設計となっていたのではないでしょうか。
恵比寿駅 駅貼りポスター
Topics⑤：桜前線に合わせて広告展開 ブルーロックの広告
講談社「ブルーロック」の新生活応援キャンペーン広告です。
「エゴい春の新生活応援キャンペーン」と題し、桜の開花タイミング（桜前線）の動きに合わせて、広告掲載が進められていく…という、ユニークな企画として展開されていました。
広告ではブルーロックの登場キャラクターたちが、それぞれ社会人や学生に向けて前向きな言葉を投げかけています。「自分らしさを忘れずに！」「NOと言える勇気を！」「TOPを狙おう！」といったコピーと作中ワンシーンを組み合わせて構成されており、新生活を迎えた学生や社会人を応援する、そんな内容となっていました。
背景には桜が散りばめられ、季節性とともに新生活の始まりや期待感を演出。単に単行本のPRではなく、読者自身を物語の一部に巻き込んだ、そんな広告となっていました。
この桜前線広告、なんとカナダのトロントまで行っていたというのだから驚きです。
Topics⑥：MARO（マーロ）とKingGnu 常田大希さんのコラボ広告
三千里薬局跡地イベントスペース
渋谷エリアで展開された、MARO（マーロ）とKingGnu 常田大希さんのコラボ広告です。
渋谷センター街や渋谷タワーレコード近くのビジョン等で展開されていた広告で、新CMに連動した広告展開のようでした。サスペンス映画を想起させるような構図で、「この男、やってます。」というコピーと共に、製品はもちろん、人物のドラマ性やストーリーを前面に出したビジュアルとなっていました。
まるで映画ポスターのような世界観で「かっこよくありたい」という欲求を刺激されます。
渋谷エリア広告
また、渋谷三千里薬局跡地で展開された大型広告では大胆にグラフィティ風の装飾や落書きが施されたデザインになっており、「普通じゃない」感が際立ったビジュアルに。KingGnu常田大希さんが実際に訪れたと思われる動画も公開されており、単なる広告物でなくストーリー性を持たせて、“見に行きたい”と思わせる工夫が見事だと感じた事例でした。
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渋谷に登場した「ネトフリの小五郎」
渋谷に登場した「ネトフリの小五郎」
加藤誠也 アドクロ編集部
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