新聞広告について | 費用や事例、厳選55紙

新聞紙面には事件・事故や政治経済のニュースなどと合わせて、企業の広告記事も掲載されています。この紙面を利用した広告を新聞広告と呼び、多くの企業に今もなお利用されている紙媒体です。

新聞広告には他の媒体にはない多くのメリットが存在します。昨今では新聞紙面のデジタル化が進み、新聞の発行部数は減少していると言われていますが、新聞の特徴を活かした広告掲出を行うことで、費用対効果が期待できる広告媒体です。

ビズ男(初心者)

新聞ってニュースとかの記事が載ってるっていうイメージが強かったです。

あまり気にしたことは無かったですが、

言われてみればサプリメントの広告や企業広告があった気がします。

ビズパ先生

ビズ男さんはあまり新聞を読まれないようですよね。

業種は問わず、マンションや高齢者住宅など不動産の広告、通販や書籍など幅広い広告が出されていますよ。

ビズ男(初心者)

なるほど。

新聞は見るとしてもテレビ欄しか見ていないので、あまり気にしたことがありませんでした。

父は毎朝新聞を広げて読んでいる人でしたので、一度父に聞いてみます!

ビズパ先生

そうですね。

新聞はシニアの方が中心と言われることもありますが、世帯主の方から家族全員へ情報が広まることもあり、若い方への影響というのも期待できないわけではないそうです。



新聞広告とは?

新聞広告とは新聞紙面を利用して行う広告手法のことを指します。

一般紙から地域誌などを含めると数多くの新聞が発行されており、シニア層を中心に高い広告効果が期待できる紙媒体です。新聞はテレビ・ラジオなどと合わせてマスメディアと呼ばれる媒体で、大多数の人へアプローチできる公共性の高い広告媒体と言われています。

古くからの慣習で広告枠のサイズを『段』で表すことも特徴の一つです。

ビズ男(初心者)

新聞広告って今でも効果があるんですか?

就活の時にお勧めされて日経新聞を読んでいたことはありましたが、若年層の多くが新聞自体を読まないイメージがありますね。

ニュースについては、スマホでことが足りることもありますが…。

ビズパ先生

新聞の購読数自体は年々減少しているようです。

ですが、今でもその購読数は他の紙媒体に比べれば圧倒的な数ですし、新聞というメディアの特性もあって正しい使い方をすることで今でも高い広告効果が期待できます。

ビズ男(初心者)

確かに一つの商圏に何万世帯っていう数の購読者がいるわけですもんね。

テレビCMと同じで、一気に認知を広げる意味では有効そうですね。

ちなみに、メディアの特性っていうのは何ですか?

ビズパ先生

新聞は事件・事故などの記事など公共性の高い情報を掲載しています。

そのため、他の媒体に掲載するよりも読者が感じる信頼性は高くなるようです。



新聞広告の種類

新聞広告はその掲載箇所やサイズによってそれぞれ区別されており、名称が異なります。新聞広告以外では聞かない名称が多く、新聞特有の広告サイズ『段』と合わさって、新聞広告への新規参入へのハードルの一つとも言われています。この新聞広告の種類と、それぞれのサイズ・メリットなどを正しく理解することで、高い費用対効果を実現させる最適な広告掲載が可能になります。

記事下広告

新聞広告の中で一番多く利用されている広告枠です。新聞紙面の記事欄の下に掲載される広告のことを指しますが、紙面全体を使った全15段の広告なども便宜上、記事下広告として扱われることもあります。

ビズ男(初心者)

広告の上に記事が掲載されていれば記事下広告になる、ということですよね。

よく1/3サイズ位の広告を見ますよね。

紙面全体を使った広告も記事下広告になるんですか?

ビズパ先生

ある程度自由な広告サイズで申し込めるものを記事下広告と理解しても良いかもしれません。

また、あくまで記事下ですので広告サイズを大きくしても紙面の下部に合わせて掲載する必要があります。



突き出し広告

突き出し広告は記事下広告の上、2段~3段を利用して掲載される広告枠のことを指します。両端に掲載することが可能で、紙面の端という場所への掲載という点から、切り抜いて使用する必要があるクーポン券などを含んだ広告掲載が多い広告枠です。

ビズ男(初心者)

これはわかりやすいですね!

記事下広告からちょこっと突き出しているから突き出し広告ということですよね。

名前が面白いです(笑)

ビズパ先生

その認識で良いと思います。

一般的なのは両端2段を利用したもので、中には3段利用して広告掲載する大型突き出し広告というものもあるようです。



記事中広告

記事欄に広告掲載が可能な唯一の広告枠で、記事と記事の間に挟み込んで掲載されることが他の広告枠に比べて視認性が高いことが特徴です。記事に挟み込む形で掲載するので、1段に10~15行程度の比較的小さい広告枠です。

ビズ菜(ベテラン)

広告は読まないという人にも見られる可能性が高い広告枠ですよね。

新聞自体が配布数が多い媒体なだけに、

視認性が高くなることは非常に効果的ですよね。

ビズパ先生

ビズ菜さんの言う通りですね。

広告枠自体は小さいですが、広告効果はかなり高いと言われています。



題字下(横)広告

新聞社名が記載されている題字の下(横書きの場合は横)に1段だけで掲載される広告枠のことを指します。アピール力の高いとして人気の広告枠で、企業広告に多く利用されています。

ビズ男(初心者)

○○新聞とか○○タイムズ、とかが書いてあるところの下(横)っていうことですね。

表紙の一番上の方だし、

確かにインパクトのある場所ですよね。

ビズパ先生

目につきやすい場所ですからね。

企業の認知向上やブランディングを考える上では是非とも掲載したい広告枠と言えるのではないでしょうか。

新聞広告の掲載枠『段』の仕組み

新聞広告は新聞社によって紙面サイズは違うものの、その多くが『段』という単位で広告枠を募集されています。紙面の縦を15段に分け、縦に何段利用するかと合わせて、横を全て利用する場合は全〇段、半分利用する場合は半〇段(〇段1/2)などと呼びます。(最近では全12段の紙面も増えています)

この段数は応募企業が自由に設定できますが、新聞広告は広告枠を全て埋めることが前提として考えられているため、一般的でない段数で応募すると新聞社によっては掲載を断られる場合もあります。

ビズ男(初心者)

紙面全体を使った場合は全15段ってことですね。

雑誌広告とかだと1Pとか1/3Pなどで表現することが多いので、不思議な感じがします。

ちなみに、1/4を使った場合は半7段になるっていうことですね。

ビズパ先生

その通りです。

多くの場合、全15段・全7段・全5段、半5段・半2段で掲載されているようです。

ビズ菜(ベテラン)

5段1/4での応募企業を採用してしまうと、残りの5段3/4を埋める必要がありますもんね。

こういうケースで広告枠が埋まらないということを避けるため、ほとんどが同じサイズで掲載されているんですよね。




新聞広告の『段』の仕組みや枠サイズについては以下の記事で詳しくまとめていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。新聞広告の枠サイズについて徹底解説!|段とか雑報って?



新聞広告の相場

新聞広告の掲載費は新聞社によって異なりますが、その算出方法は独自の段組みを使った企画であることがほとんどです。

視認性の高さや、広告サイズによって費用が変わることは他の広告媒体と同じですが、記事下広告であればある程度自由なサイズで広告が掲載できる点も特徴の一つです。新聞はその発行部数で広告掲載費が変わる紙媒体で、同じ新聞社でも全国版に掲載するか地域支社版に掲載するかで大きく費用が変わってきます。

全国紙(全国版)の広告枠相場
記事下広告
雑報広告
全15段
全7段
全5段
半5段
半2段
題字下
突き出し
記事中

2,500万

4,000万

1,500万

2,000万

1,000万

1,500万

500万

800万

200万

300万

100万

150万

100万

400万

40万

80万

ビズ男(初心者)

同じ新聞でも全国版と地方版がありますもんね。

確かに、新聞の中に「○○県版」みたいなページがあったかも。

上の表は全国版の費用感なんですよね? 

ビズパ先生

そのようですね。

広告掲載に必要な費用は新聞社によっても大きく違いますし、モノクロかカラーかでも変わってきます。

ビズ菜(ベテラン)

ちなみに上の表は全国版のモノクロでの費用だそうですよ。

カラーだともう少し値段が上がるようです。

最近だと、著名人が全15段で広告を掲載したりなど話題性のある新聞広告も増えてきましたよね。

ビズパ先生

そうですね。鬼滅の刃広告なんかは面白い事例でしたよね。

新聞というとお堅いイメージが少しありますので、

少し変わった広告を掲載すると話題になりやすいという側面もありますね。

ビズ男(初心者)

バズるっていうやつですね!

最近では広告を考える上でバズることを考慮することも重要ですからね。

拡散されることで広告費以上の効果が得られることも多いみたいですし…。

ビズパ先生

広告がSNSで拡散されることで話題になるということが最近はよくありますからね。

そこだけを考えると広告として高い効果は期待できないですが、バズることも一つの広告手法ではありますね。



新聞広告のメリット

新聞の購読数というのは年々減少していると言われています。原因として活字離れも挙げられていますが、新聞社自体が紙面からデジタルに移行しているというのも理由の一つです。数が減っているとは言え、いまだにその配布世帯数は他のメディアに比べると圧倒的な数であることは変わらず、マスメディアとして新聞広告の広告効果は今でも高いと言われています。その配布数の多さに加えて、マスメディア特有の公共性・信頼性が高いという特徴も、広告宣伝にとっては追い風と言えます。

このように新聞広告のメリットを把握して広告を掲載することで、他の媒体同様、高い広告効果が期待できます。

配布数の多さ

購読数が減少しているとは言え、未だに大部数の新聞が発行され多くの世帯に毎日届けられています。2019年時点で新聞の発行部数は3千万部となっています。この発行部数もマスメディアといわれる所以でもありますが、新聞は多くの世帯へ広告宣伝を行う紙媒体として高い広告効果が期待できます。

ビズ男(初心者)

3千万部って…大きすぎてピンとこない数字ですね。

日本の人口が1億人だとすると、約1/3の人が何かしらの新聞に触れているわけですね。

でもかなり多いっていうことは伝わってきます!

ビズパ先生

日本の人口が1億2,500万人ほどと言われています。

大体4人に1人は新聞を見ていると考えても良いかもしれませんね。

ビズ菜(ベテラン)

実際には1世帯あたりの人数を考えると、ほとんどの人が未だに新聞に触れていると考えられるんじゃないでしょうか。

コンビニでスポーツ紙・経済紙などたくさん売っていますしね。




信頼性の高さ

新聞社によって読者に与えるイメージは様々ですが、扱っている記事の内容などから掲載されている広告の信頼性も他のメディアに比べて高いと言われています。新聞を能動的に購読している読者はシニア層が中心なため、シニア層に向けてアピールしたい商材・サービスには新聞広告で高い広告効果が期待できます。

ビズ男(初心者)

確かに、ニュース番組と一緒で新聞って何故か正しいっていうイメージがありますよね。

情報の権威性があるというか、正しい情報を発信する“公共”のメディアイメージがあります。

そこに掲載されている広告も、知らず知らず同じ印象で見ているっていうことですよね。

ビズパ先生

広告主にとって広告の信頼性は非常に重要なポイントですからね。

改めて新聞広告の有用性を考えさせられますよね。

ビズ菜(ベテラン)

他にも新聞は切り抜いたり折りたたんだりして保管することができるので、繰り返し見てもらえる可能性もありますよね。

やっぱり自分で購入しているものだから隅々まで見たいって思う人も多いですし、新聞広告にはまだまだ可能性がありますよね。






新聞広告の探し方

早速、新聞に広告を出してみようと思っても全国各地にある新聞を網羅的に比較、調査することは難しいのが現状です。新聞広告と呼ばれると、読売新聞や朝日新聞、日本経済新聞などの大手どころを連想しがちですが、商材によっては地方紙やブロック紙と呼ばれる配布エリアが限られた新聞の方が効果的な場合もあります。

こちらでは、広告を出すのに適した新聞を探す方法について解説します。

広告代理店に確認する

過去に広告を出した事がある代理店や付き合いのある代理店があれば、そちらに連絡して提案してもらうのが効率的です。広告枠サイズや掲載位置が多彩な新聞広告では、金額や実施したい広告内容、クリエイティブ等の要望を明確に伝えることが大事です。

また、新聞は毎日発行されているとはいえ、広告掲載までは申込まで1ヶ月以上は見た方が確実です。インターネット広告等とは異なり、登録したら即時開始できるわけではなく、掲載枠を抑えたり、クリエイティブの審査を通したりと出稿までに幾つかの行程を踏む必要があります。もし、広告代理店への提案を希望するのであれば、時間がかかることを前提に余裕を持ったプランニングが重要です。

直接、新聞社に問い合わせてみる



既に広告を出したい新聞が決まっている、広告を出したい広告枠にめどがついているのであれば、直接新聞社に問い合わせる方法も1つの手段としてあります。各社、広告専用の部署、もしくは専用の子会社を持っていることが多く、直接問い合わせることでスピーディーに出稿までもっていくこともできます。場合によっては、新聞社が指定する代理店を紹介されることもありますが、新聞社のお墨付きを得ている代理店ですので、安心して任せることができます。

一方、自分が思っていた以上に良い条件の新聞広告があったとしても、見逃してしまう可能性もあります。特に、知名度に引っ張られて読売新聞や朝日新聞などの中央紙に広告を出すケースも多いと思いますが、地方では地方紙の方がシェアが高く、同じ金額でも地方紙の方が面数広く展開できるため、結果的に地方紙の方が反響が良くなるケースも多くあります。他社新聞と比較しにくい点は、直接問い合わせてしまう事で発生するちょっとしたデメリットです。

BIZPAを使って新聞広告を検索する

広告に特化したプラットフォームであるBIZPA(ビズパ)を使って新聞広告を検索する方法もあります。BIZPAでは、全国各地の広告が出せる新聞を数百媒体掲載。キーワードやタグ、カテゴリーなどから絞り込んで雑誌を探すことができます。

カテゴリーから探す

新聞広告にも様々な種類があります。一概に新聞と言っても、各地域で発行されている地方紙や各業種・業界に特化した情報を提供する業界紙など、その種類は様々です。

目的に応じて広告を出すべき新聞は異なってきますが、それを既に分類されたカテゴリーから検索できるメリットがあります。

フリーワードから探す

フリーワードなどから検索して新聞広告を探すこともできます。BIZPAでは新聞広告はもちろん、雑誌広告やデジタルサイネージ、WEB広告などジャンルを問わず様々な広告媒体を掲載しているので、新聞以外の広告とも出会うこともできます。

例えば、「女性」と検索すると、インフルエンサー広告やママ向けメディア、ECサイトの同封同梱プランが出てきます。

無料の会員登録後、BIZPAを利用することができるようになります。気になった広告があれば各商品ごとに具体的な問い合わせも可能なので、手間もかかりません。実際に広告を出稿するまで一切料金がかからない点も安心して使えるポイントです。広告の情報を幅広く網羅したいと考えているのであれば、まずは会員登録してみてください。

BIZPAで新聞広告を見てみる


各ジャンル別の新聞広告の一例



話題となった面白い新聞広告例

新聞広告は多くの人にメッセージを伝えるのに適した広告メディアです。近年はインターネット広告の市場規模が拡大しており、「新聞広告は効果がない」と思う方もいるかもしれませんが、他の紙媒体に比べても圧倒的な部数を誇る新聞を上手く活用することで、一気に話題性を呼ぶ場合があります。

今回は、2020年~2021年にかけて話題となった新聞広告をいくつか紹介します。

株式会社講談社「進撃の巨人」最終巻発売を記念した1面広告

出典:『進撃の巨人』最終巻でエレンが異世界転生⁉ ~朝日新聞 朝刊に最終巻予告の15段広告を掲載~

大人気漫画「進撃の巨人」の最終34巻発売を記念して掲載された新聞広告です。2021年6月9日に、朝日新聞(全国朝刊)に出稿されました。


漫画「進撃の巨人」はコミックスが世界累計発行部数1億部を誇る大ヒット作品。講談社「別冊少年マガジン」の2009年10月号から連載が始まり、11年7ヶ月もの長期間にわたって連載されました。


話題となった新聞広告は、新聞1面を大々的に使用した広告です。「進撃の巨人」最終34巻の内容を告知した1ページ漫画になっており、「進撃の巨人」作者・諫山創先生が広告のために描き下ろしました。広告下部には「本当のラストは、その目で」の文言が記載されており、広告を見た人が最終巻の内容に期待を膨らませる内容に仕上がっています。


長い間「進撃の巨人」を読み続けてくれたファンに向けて、感謝の想いが詰まった新聞広告です。

株式会社そごう・西武 コーポレートメッセージ「わたしは、私。」

出典:【そごう・西武】幕内最小の力士「炎鵬」を広告モデルに起用/コーポレートメッセージ「わたしは、私。」2020-さ、ひっくり返そう。-

株式会社そごう・西武が2020年における企業活動の方針を示した広告です。2020年1月に全国のそごう・西武15店舗でポスター掲示され、2020年1月1日付朝刊へも出稿されました。新聞広告は朝日新聞(関東)、日経新聞(関東)、中国新聞、福井新聞、秋田魁新報、北國新聞と全国各紙に掲載。新聞を手に取った幅広い人にインパクトを与えました。


広告に記載された11行にわたるコピーは、通常通り上から下へ読み進めれば主人公がピンチの状態で終わるものです。しかし、コピーの下に「文章を下から上へ読んでください」と記載されており、指示通り読み直すと大逆転を示唆する内容に変化します。1度読むだけでは終わらない仕掛けで、より読み手の心に響く新聞広告となりました。


また、メッセージの内容にあわせて、広告モデルには幕内最小の力士・炎鵬晃さんを起用。大きな相手にも自分なりの技で立ち向かう炎鵬さんの姿を含めて、「あなたらしくいてください」と強く訴えかける広告に仕上がっています。



レッドブル・ジャパン株式会社「Red Bull 成人祭」開催を記念した新聞広告

出典:<レッドブル価格改定記念> 新成人に翼をさずける。「Red Bull 成人祭」オンライン開催

人気のエナジードリンク「レッドブル」を手掛けるレッドブル・ジャパン株式会社の新聞広告です。2021年1月11日、読売新聞全国版朝刊に中面30段で掲載され話題となりました。新型コロナウイルスの影響を受け、2021年の成人式は開催中止が相次ぎました。この状況を踏まえ、レッドブル・ジャパンは2021年1月11日にオンライン成人式イベント「Red Bull 成人祭」の開催を決めます。出稿された新聞広告は、そんな「Red Bull 成人祭」に連動した内容となっており、「くたばれ正論」と堂々と書かれたコピーのあとに、「世の中の既存概念にとらわれず自分の信じる道を進んで欲しい」という意味のメッセージが記載されています。2020年の新型コロナウイルス拡大のように何が起きるかわからない時代の中、これからの社会を築いていく新成人たちに向けてエールを届ける内容に仕上がっています。



株式会社集英社「鬼滅の刃」最終巻発売記念計20面の広告

2020年12月4日に最終巻が発売された大人気漫画「鬼滅の刃」。発売を記念し、12月3日~12月4日にかけて出稿された新聞広告です。読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞の5紙で、12月3日の夕刊に全面広告、12月4日の朝刊に各紙4面ずつの合計20面にわたって大々的に掲載されました。


この広告には「鬼滅の刃」キャラクターの絵や名言、作者・吾峠呼世晴さんのメッセージが記載されており、「鬼滅の刃」ファンへ向けて感謝を伝える内容に仕上がっています。該当の広告が掲載された新聞が発売された後、Twitterでは「新聞広告」などの関連ワードがトレンド入りし、メルカリやヤフオクで新聞の出品が相次ぐなど、多くの人の話題を集めました。



大日本除虫菊株式会社「ゴキブリムエンダー」複数タイプの広告

出典:KINCHO新聞広告

蚊取り線香の「KINCHO」ブランドでお馴染みの大日本除虫菊株式会社の新聞広告です。2020年5月29日の朝刊各紙で掲載された広告で、ゴキブリ駆除剤「ゴキブリムエンダー」を紹介しています。広告の上部には「もうどう広告したらいいのかわからないので。」と、堂々としたメッセージが書かれており、その下に「KINCHO」の6文字が縦に並んでいます。広告内に注意書きがあるように、同新聞広告は2020年5月初旬に制作されました。当時、新型コロナウイルスの影響で世の中の状況が目まぐるしく変化する中、新聞広告が掲載されたときの情勢にあわせて読めるようにと作られました。「KINCHO」それぞれの文字の横には新型コロナウイルスをめぐる情勢が記載されており、例えばHタイプなら「晴れてコロナに打ち勝ち、飲食店にもお客さんが戻り始めている場合」となっています。さらに、文字の横にはそれぞれQRコードが配置され、QRコードを読み取ると6タイプの広告にアクセスできるようになっています。例えばHタイプを読み込むと、「営業再開前にゴキブリ一掃お忘れなく!」と新型コロナウイルスが落ち着いた後の飲食店に向けた内容が表示されます。掲載時の情勢にあわせて適切な内容を届けられるよう工夫されています。さらに、読み手側にとっては6タイプの広告にアクセスして違いを楽しめる点で話題となりました。



サイボウズ株式会社 テレワークを提案する広告「がんばるな、ニッポン。」

出典:サイボウズの「テレワーク」に関する情報を公開します

2020年3月6日の日本経済新聞朝刊に掲載されたサイボウズ株式会社の広告です。各企業の経営者に向けて、テレワークを提案する内容となっています。「がんばるな、ニッポン。」のコピーのあとに、サイボウズ代表青野慶久氏の経営者へ向けたメッセージを記載し、代表自らが強いメッセージを訴えかけることで、読み手側に大きなインパクトを与える内容に仕上がっています。実際に、広告出稿時はメッセージの内容に共感の声が多数あがりました。さらに、広告を見た経営者が行動に移しやすいようにと、10年前からテレワークを実践しているサイボウズのノウハウが記載されたWebサイトも同時公開されました。そしてサイボウズの公式TwitterアカウントがサイトURLをTwitterに投稿したことで、あわせて新聞広告内容もインターネット上で広く拡散されました。代表自らが直接メッセージを届ける意外性、加えて「新聞」「Web」の複数媒体を掛け合わせたプロモーションで話題を呼んだ広告です。

広告が出せる新聞の例


新聞広告の今後

新聞自体がデジタルに移行し始めていますが、デジタル版の購読者数は新聞紙面の購読者数と比較すると今はまだ数%と言われています。今後、少しずつこのバランスは変わっていくことが予想されていますが、直ちに新聞広告の広告効果に大きな影響を与えるものではないと考えられています。

新聞広告には、配布数が多い、信頼性が高い、保管が可能、購読率が高い、という他の紙媒体にはないメリットが多くあります。一度の広告掲載にかかる費用は広告サイズや新聞社によって異なりますので、自社のアピールしたい商品・サービスや企業イメージに合う新聞社・広告枠を選ぶことが重要です。

まずは比較的費用の安い広告枠を使って、自社のアピールしたい層へ情報を届けられる新聞社を探してみてはいかがでしょうか。

ビズ男(初心者)

新聞社もたくさんありますし、全国版や地域版などもありますよね。

広告枠の種類の多さなども考えると、

多くの可能性を秘めている紙媒体であるように感じます。

ビズパ先生

ビズ男さんの言う通りだと思います。

一度の掲載にコストが大きくかかる点を除けば、新聞広告はどの企業にとっても非常に使いやすい広告と言えるのではないでしょうか。



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