Topics④：tower（タワー）シリーズの広告
山崎実業が展開するtower（タワー）シリーズの広告です。
メインビジュアルでは「暮らしに、ハマる。」というブランドコピーが印象的です。
広告の下部には「ハンズ梅田店にて常時展開中 徒歩5分」という案内を加え、購買導線を明確に示している点が特徴的です。ブランド自体の訴求はもちろん、近隣店舗で“すぐ買える”ことを告知に加えていました。
新生活シーズンにおいて、新居や新生活のインテリア需要に訴求するタイミングでの展開を意図しているように感じた事例でした。
Topics⑤：「ICOCA×Apple Pay」の広告
「ICOCA×ApplePay」のキャンペーン広告です。
ICOCAのキャラクターのカモノハシの「イコちゃん」帽子を着用したモデルを一貫して使用し、ICOCAに関するサービスを視覚的にわかりやすく表現したビジュアルが印象的でした。今の時期的にも、新入社員や新入学生が通勤・通学定期券を購入するタイミングであり、季節性を考慮した効果的な展開のように感じます。
新しいことにチャレンジするハードルが比較的低くなりがちな季節ですので、特に“生活”に関わるインフラ系のサービスはプロモーションを強めている印象がありました。
Topics⑥：うめだ防災フェスの広告
阪急梅田グランドビジョン
うめだ防災フェスの広告です。このシーズンは引っ越し等で新たな生活を始めた方も多いタイミングです。そういった方も含め、防災啓発イベントを開催することで、多くの市民への防災意識向上を図る狙いが読み取れます。
あまり堅苦しさを出さずに、カラフルで柔らかいデザインで防災という実用的なテーマを組み合わせ、幅広い年齢層の関心を引きつける狙いがあるように感じた事例でした。
Topics⑦：先週から継続（ホテルグランヴィア広島サウスゲート・Ready Crew）
特に、Ready Crewは東京都内の駅（新宿駅など）でも広告を展開しており、大規模なプロモーションである様子が伺えました。
編集部から一言
今週は、4月の「新生活シーズン」を意識した広告展開が複数見られました。
山崎実業「tower」シリーズの広告では、「暮らしに、ハマる。」というシンプルでありながら訴求力の高いコピーを掲げ、新居のインテリア需要を喚起しています。同時に「ハンズ梅田店にて常時展開中 徒歩5分」と具体的な購入場所を明示することで「気になったらすぐ見に行ける」という即時的な誘導を促していました。
また、「Apple PayのICOCA」広告キャンペーンでは、新入社員や新入学生が必ず必要とする「定期券」の購入タイミングを狙い、「1000ポイントもらえる」という明確なインセンティブを提示、決済習慣の形成を促すアプローチを取っていました。
さらに「うめだ防災フェス」の広告は、硬質になりがちな防災というテーマを、カラフルで親しみやすいデザインで表現し、新生活を始めた人々に対して防災意識の啓発を図っていました。
4月の新生活シーズン、生活が変化するタイミングを捉え、その変化に伴う新たな消費行動や習慣形成のタイミングを狙った展開でした。時期的にも、新しいブランドやサービスを取り入れる心理的ハードルが下がるため、多くの企業がこのタイミングを重視しているのが今回の広告展開からも読み取れます。
アドクロ編集部
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