Topics④:「Disney store Christmas 2025」の広告

ディズニーストア「Disney store Christmas 2025」のプロモーション広告です。
時期を限定した季節的なOOH展開。クリスマスというテーマに合わせて、背景は雪景色を思わせる白と淡い水色を基調とし、赤と緑のクリスマスカラーをアクセントとして使用することで、季節感を強調した明るいビジュアルで統一されていました。
全体的に温かいタッチが用いられており、ファミリー層や幅広い年代の通行人に親しみやすさと安心感を与えます。また、左側には、ディズニーストアの商品を象徴するように、様々なキャラクターの形をしたプレゼントボックスのイラストが連続して描かれており、商品の多様性と、ストアに行けば様々なギフトが見つかるという期待感を視覚的に表現しています。

多くの人が利用する駅の空間において、クリスマスというイベント性とキャラクターの持つ魅力を最大限に活用し、ディズニーストアへの来店と購買を促すような広告展開でした。
Topics⑤:資生堂オンラインストアの広告

資生堂オンラインストアによる、男性向けスキンケア啓発のためのプロモーション広告です。人気漫画・アニメ作品「進撃の巨人」とのコラボレーション企画「#男性肌攻略戦」を告知しています。

広告には「進撃の巨人」の原作のコマ割りを再現した巨大なグラフィックで構成されており、通行人に強い視覚的インパクトを与え、立ち止まらせるフックとなっています。作中のキャラクターであるリヴァイ兵長やエレンたちが、スキンケアに関する会話や真剣な指導を行うという、この広告のために制作されたオリジナルコンテンツでした。作中の世界観と、スキンケアという日常的なテーマで、男性のスキンケアに対する抵抗感を和らげ、興味を喚起する狙いがあると想定されます。

高い認知度と熱狂的なファンを持つ進撃の巨人というコンテンツを、男性の美容・健康意識の向上というテーマと結びつけることで、資生堂オンラインストアへの誘導を図り、男性スキンケア市場の新規開拓とブランドイメージの刷新を目的とした、コラボレーション広告事例でした。
Topics⑥:「ブルガリ(BVLGARI)」の広告

「ブルガリ(BVLGARI)」のプロモーション広告です。駅のコンコースや通路に沿って並ぶ、複数のサイネージを一斉に利用した、ラグジュアリーブランドらしい展開です。
ビジュアルは、澄んだ夜空や星座、そして幻想的なグラデーションを背景に、ネックレスやブレスレットなどのジュエリーをクローズアップして展開。立体的なライティングと光の反射が強調され、その素材の質感や緻密なデザインが最大限に引き出されており、宝飾品としての魅力を強く訴求しています。

広告の最下部には、ブランドロゴとコレクション名が控えめに展開。ジュエリーの持つ物語性を主役に据え、ブランド名やコピーを前面に出さないことで、受け手に高級感のある印象を深く植え付けるための、ラグジュアリーブランド特有の戦略であるといえそうです。
全体として、日常の喧騒から切り離されたような非日常的で美しいビジュアルを連続的に展開することで、通勤・通学客などの潜在顧客に対し、ブランドの持つ世界観と、購入することで得られるステータスや憧れを体験させることを目的とした広告展開でした。クリスマス・年末年始シーズンを感じさせる広告事例です。
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今週掲載された応援広告を紹介!
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