世界的な話題となった3D巨大猫「新宿東口の猫」を放映する「クロス新宿ビジョン」を手掛けた株式会社アンコンサルティングは、新たに縦型の大型ビジョン『クロス新宿ビジョン２（仮称）』を設置する『クロス新宿ビル２（仮称）』を2026年に開業することを発表した。
世界一の乗降客数を誇る新宿駅東口では、「クロス新宿ビジョン」と「アルタビジョン」が長年にわたり観光名所として来訪者を魅了してきた。しかし、2025年2月末での「アルタビジョン」終了を受け、同社は新宿駅前のさらなる発展を目指し、新たなビジョンの設置を決定した。
新設される『クロス新宿ビジョン２』は、現「クロス新宿ビジョン」と連携して映像を放映する計画だ。通りを挟んで縦横に連動するダイナミックな映像表現により、新宿東口駅前広場の魅力をさらに高める。
同社は『クロス新宿ビジョン２』の発表に合わせ、アルタビジョンへの感謝を込めた新宿東口の猫による新作動画「アルタありがとう編」を2024年2月14日より放映。この映像はアルタビジョンと連動した特別な内容となっている。
株式会社アンコンサルティング代表取締役社長の小谷周氏によれば、新設予定の『クロス新宿ビジョン２』は、現行のクロス新宿ビジョンと同等の最新LEDを採用した高精細・高性能なビジョンとなる。
特筆すべき点として、現行の横型ビジョンと新設の縦型ビジョンを組み合わせることで、よりダイナミックな連動映像の展開が可能となる。さらに、新宿地区の特性を活かし、放映の事前告知が可能な仕様となることから、各種イベントやライブビューイングなどの多様な用途での活用を見込んでいる。広告展開についても、新設ビジョンでの広告募集を予定しており、2面連動での広告配信にも対応する予定だ。
同社は都心不動産の長期保有を手掛ける企業で、「クロス新宿ビル」では狭小土地を活かした大型ビジョンの設置により、新たな観光スポットを創出した実績を持つ。
将来的には、新宿駅東口駅前広場の拡張や線路上デッキの設置など、「新宿駅直近地区土地区画整理事業」による再開発も予定されており、ニューヨークのタイムズスクエアのような賑わい創出を目指している。
加藤誠也 アドクロ編集部
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