桜美林大学は、2025年3月24日より期間限定で、小田急線の1編成をジャックする広告展開を開始した。新大学生となる学生の不安や期待に寄り添い、未来への可能性を後押しするメッセージを、桜の木のビジュアルと15種類のコピーで表現している。

同企画を担当した、学校法人桜美林学園 桜美林大学入学部の小池翔氏によれば、今回の企画は2024年11月頃から検討を開始。総合型選抜が終わり、一般入試に向けて本格化していく時期で、さまざまな思いを抱える受験生を目にする中、何か背中を押すことができないかと考えるようになったそうだ。
複数のキャッチコピーが印象的なクリエイティブとなった理由について、小池氏は新生活を迎えるさまざまな不安や期待に寄り添えるように、多様なパターンのメッセージを検討したと語る。大きな方針としては、これから「未来に伸びていくさまざまな可能性がある」ことを前向きに伝えられるよう、メインメッセージは「どんな未来へ、伸びていくだろう。」とし、それに紐付ける形で15種のキャッチコピーを展開したという。
15種のキャッチコピーについては、何かを始めようとする前向きな背中を押すものや悩みや不安を肯定するようなものなど、新生活を迎える人のさまざまな思いを想像しながら幅広いパターンを検討し、各メッセージのバランスを見ながら車内でふと目にしたときにも心に残るようなものを最終的に選んでいるそうだ。
桜を彷彿とさせるピンクカラーが印象的なクリエイティブについて、小池氏は車内全体をピンク色で包み込むことで、春の訪れを感じられるようなビジュアルを目指したと説明する。咲き誇る桜をイメージしたピンク色の濃淡によって、花びらが重なり合うような奥行きを表現しているという。
今回は、桜の「花」だけでなく「幹」にも目を向けたそうだ。ビジュアルの中心には、力強く佇む桜の幹を配置。不器用に歪んだ幹、複雑に伸びる枝、苔をまとった樹皮、その不規則なかたちからは、どこか人間らしさのようなものを感じると小池氏は語る。まっすぐでなくても、自分なりに伸びていく姿が、新しい季節を迎える人々の背中をそっと押してくれることを願っているとのことだ。
この車両は、町田市と新宿区に位置する桜美林大学の主要キャンパスに通う多くの学生が利用する小田急線1編成で展開される。また、JR横浜線においても、中づり広告の1編成ジャックを同時展開する。桜開花シーズンに合わせたこの広告展開は、新生活を迎えるすべての方の背中を押す特別な取り組みとなっている。
