【2025年2月版】ネットで話題となった面白い広告

更新日：2025年03月12日

アドクロ編集部が毎月お届けする「ネットで話題となった面白い広告」。東京都内を中心に、SNS上でバズったり、話題になった面白い広告をまとめました。今回は2025年2月に話題となった広告事例を紹介します。

三井住友銀行（SMBC）Oliveの広告　

新宿スーパープレミアムセット

新宿駅駅ばりポスター

新宿駅など都内各所で展開された、三井住友銀行「Olive」の広告です。

駅構内に設置された広告では、緑色を基調としたデザインに、ダイアン津田さんが演じる男性が通帳を持ち、様々な表情を見せる一連のビジュアルが展開。「タンスの奥にしまう伝統的な管理システム」「紙とインクの香りが心に染みるタイムレスなデザイン」「銀行やATMのみで使える限定仕様」「残高確認に特化したシンプル設計」といった、預金通帳を広告宣伝しつつ、「Olive」の利便性を表現する狙いがあったように感じます。

同広告に関するコメントはもちろん、WebCMの内容に関するリアクションも数多く見られました。中には「津田さんの演技で紙の通帳がとても魅力的に見えた」といった声も寄せられていました。

あえて対極にある紙の通帳の特徴を強調することで、Oliveの利便性を際立たせる逆説的なアプローチを採用している点が興味深い事例でした。また、2月ごろから5月ごろにかけては、引越しや新生活シーズンで金融サービスの需要が高まると想定される中、広告をきっかけに興味を持った方も多かったのではないでしょうか。

マッキー（槇原敬之さん）のマッキー広告

東横渋谷BIG8

渋谷駅で展開された、槇原敬之さんの35周年記念アルバムの広告です。

広告では「どんなときも、どんなときも、歌ってきた。」というメッセージが描かれ、代表曲である「どんなときも。」を引用しながら、35年間のアーティスト活動を表現。油性ペンのマッキーで書いたという、手書き風のデザインやイラストは親しみやすさを演出し、アーティストの等身大の姿を描き出していました。

近くで見ると、「マッキーで書いた」様子が伺えます。遊び心のある仕掛けで、人柄が伝わる温かみのある雰囲気を出していました。

また、同広告は大阪でもデザイン違いで展開。SNSで話題となっていました（参考：【大阪梅田】2025年2月10日週 OOHレポート）

スーパー戦隊50周年の広告

新宿メトロツインプレミアムセット

新宿駅で展開された、スーパー戦隊50周年記念の広告です。

時系列に沿って〜2024年までの全シリーズが描かれ、各作品の特徴を示すキャッチコピーとともにヒーローたちの姿が並んだビジュアルが印象的でした。

ビジュアル面では、赤いスーツを着た歴代レッドヒーローを中心に構成された広告が特に目を引きました。炎のような背景に、50年分のヒーローが勢揃いする構図は、世代を超えた壮大なスケール感を表現。また、2025年2月16日放送開始予定の新シリーズ「ゴジュウジャー」の告知も含まれており、過去から未来へと続く歴史を一望できる構成となっています。