SUUMO×ヒプノシスマイクの広告
池袋・渋谷駅で展開された、SUUMOと「ヒプノシスマイク」のコラボレーション広告です。不動産情報サービスの「SUUMO（スーモ）」と人気ラップバトルコンテンツ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」のコラボレーションで、黄色と黒を基調とした鮮やかなデザインが印象的なクリエイティブとなっていました。
広告には、「ボクのオススメの検索条件」「タワーマンション最上階」「ウォークインクローゼット」などの文言が配置され、キャラクターの個性と部屋探しのポイントを結びつけたメッセージが描かれており、スーモの検索機能をキャラクターの世界観や雰囲気を活かして上手く紹介していました。
SNSでは、2つのコラボレーションに対する感想や、「ヒプマイ、一体どこまで行くんだ…？」「意外すぎる組み合わせ」といった驚きの声も多数見られました。
ChroNoiR 1stミニアルバム「Promise」の広告
表参道ヒルズ屋外メディア
VTuber / バーチャルライバーグループ「にじさんじ」に所属する叶さん、葛葉さんによるユニット「ChroNoiR」の1stミニアルバム「Promise」の広告です。
表参道ヒルズの複数箇所に展開された広告は、建物の壁面をはじめ、外壁や通りに沿って連続的に配置された黒いバナーなど、様々な場所を組み合わせた空間的な広がりを持つ展開となっていました。
表参道ヒルズ屋外メディア
表参道ヒルズ屋外メディア
SNSでは、公式アカウントの投稿に対するリアクションはもちろん、実際に現地に行ってみた方の声や感想なども多数みられました。
また、今年5月にはChroNoiRの公式番組初のリアルイベント「くろのわーるがなんかやる」が日本武道館で開催決定しているなど、今後の展開にも注目が集まります。
編集部からの一言
2025年2月に話題となった面白い広告を紹介しました。今回は、ユーモアやキャラクターの力を活かした広告や、意外性のあるコラボレーションが多く登場しました。三井住友銀行の「Olive」広告は、あえて紙の通帳という対極のプロダクトを称賛するという逆説的なアプローチで、デジタル口座の利便性を際立たせる"技あり"な広告施策でした。ダイアン津田さんの演技力も相まって、紙の通帳に愛着を持つ層にも共感しつつ新サービスをアピールする絶妙なバランスが印象的でした。
同様に、マッキー（槇原敬之さん）の広告も、アーティスト名と油性ペンの「マッキー」をかけた遊び心ある表現で、SNSでの話題性を獲得していました。手書き風のデザインは親しみやすさを演出し、アーティストの等身大の姿を伝える効果がありました。"撮影したくなる広告"という点では「ドカ食いダイスキ！もちづきさん」の広告も秀逸で、マンガ特有の躍動感ある表現を駅構内のサイネージで再現することで強いインパクトを与えていました。
SUUMO×ヒプノシスマイクのコラボレーション広告は、一見関連性がないように思えるコンテンツ同士の組み合わせが「意外性」という付加価値を生み、SNS上での拡散を促進したと考えられます。キャラクターの個性と部屋探しの条件を結びつけたユニークな展開は、ファンだけでなく一般層の興味も引きつける効果があったでしょう。
来月以降も、どういった広告が見れるのか楽しみですね。過去の事例はこちらからご覧いただけます：面白い広告まとめ | ネットでバズった話題の広告
加藤誠也 アドクロ編集部
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