東京都内を中心に、SNS上でバズったり、話題になったり、アドクロ編集部で面白いと感じた広告事例をまとめました。今回は2025年10月に実施された広告を紹介します。
Topics①：マクドナルドときぬた歯科コラボ広告
新宿エリアで展開された、マクドナルドのカフェラテの広告です。広告は、東京都内で展開されている“看板”でお馴染み「きぬた歯科」とのコラボ展開となっていました。
広告は、きぬた歯科の看板デザインに似て、3色の帯にきぬた院長が大きく描かれたビジュアルに。商品名、きぬた院長の写真、店舗名、そして価格という4つの要素を非常にシンプルに描いていました。
SNSでも大きな話題となり、「現地で看板を見に行った」方の投稿や、中には「3種類コンプリートした」といった内容の発信も見られました。
東京都内では看板で圧倒的な知名度を誇るきぬた歯科。歯科とマクドナルドという、予想できないコラボに驚いた方も多かったのではないでしょうか。
マクドナルド公式Xで関連投稿も数多く発信され、どんな展開になるのか著者自身ワクワクしていましたが、まさか実際の看板を出してしまうとは…その熱量に度肝を抜かれた広告事例でした。
Topics②：FamilyMartウラ・オモテ広告
表参道エリアで展開された、ファミリーマートの「オモテもウラもおいしいパン」のキャンペーン広告です。
この広告、「ファミマのパンにはウラがある」というコンセプトを、ビジュアルと言葉の両面で徹底して訴求している点が特徴的です。この「ウラ」の仕掛けは広告だけに留まらず、実際の店舗（「ウラ参道駅前店」）の看板までも反転させており、徹底して「ウラ」表現を活用しています。
表参道駅から地上に上がっていく途中の動線で接触した生活者が、街に出て反転した店舗を発見することで、キャンペーンの世界観を体感できる仕組みとなっていました。
1店舗とはいえ、店舗看板までひっくり返す大胆さには驚かされます。広告と店舗が一体となり、消費者を「ウラ」という印象をつけさせる、ユニークな施策となっていました。
Topics③：あすけん18周年の広告
新宿駅で展開された、食事管理アプリ「あすけん」の18周年記念広告です。
新商品の告知や利用促進を直接の目的とするのではなく、アプリの既存ユーザーとの関係性を深めることに主眼を置いた内容となっていました。メインは「未来さん図鑑」と題され、アプリのキャラクターである「未来さん」の様々なイラストが図鑑のように18種類も並べられています。
SNS上でユーザーが彼女の多様なリアクションを「あすけんの女」と呼び親しんでいるという、コミュニティ内の「あるあるネタ」を広告の形で描いたものです。
アプリという“デジタルな”サービスを、キャラクターの「人間味」を通じてエモーショナルな体験に変えています。「頭を抱える未来さん」や「びっくり未来さん」など、日々の食事管理でユーザーが実際に目にする姿をあえて一覧で見せることで、「この表情、見たことがある」という既存ユーザーの共感と愛着を抱かせるような構成になっていました。
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「新御茶ノ水」で言葉遊び、サントリーの広告
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アドクロ編集部
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