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TOP 記事一覧 ナレッジ 韓国市場で売るための必須マーケ戦略 中小メーカーが押さえるべき6つの施策

更新日:2025年10月15日

韓国市場で売るための必須マーケ戦略 中小メーカーが押さえるべき6つの施策

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韓国越境ECのマーケティング6STEP

マーケティング戦略は韓国進出の肝です。不自然さがなく・しっかりと韓国人に刺さるローカライズされたコピーはもちろんのこと、現地の文化・習慣などを理解していないと、せっかく売れていたり・良い商品であっても失敗へ向かうこともあります。また、そもそも韓国販売に向いていない製品は、明確に存在します。本章では必須の韓国マーケティング施策を解説していきます。

中小ブランド商品で勝ち目がある商品カテゴリー

筆者が考える、中小ブランド商品で勝ち目がある商品カテゴリーは上記の通りです。電化製品はKC認証(許認可)が必要で、現地法人の設立が必須になりますので、ご注意ください。既存の有名メーカー品を仕入れて販売する場合は、韓国ECモールで売れる商品カテゴリーは以下まで広がります。

韓国越境ECのマーケティング6STEP

売上の構成要素は以下がすべてであり、「①アクセス」「②成約率」「③客単価」を高める目的でそれぞれの施策を打ちます。売上は「①アクセス×②成約率×③客単価×④LTV(リピート)」で計算できます。
実施していく施策は以下の❶〜❻です。
  1. 商品登録(CRMも同時に開始)
  2. レビュー集め(パワーブロガーや体験団)
  3. 商品詳細ページ(詳細説明)を作りこむ
  4. 広告出稿およびSEOコンテンツ作成(LIVE/協賛)
  5. インフルエンサー共同購入
  6. SNS発信(中小ブランドのSNSの場合、このタイミングに進行、ほかPR施策)
ポイントは、❶~❸で土台(CVR向上)を整え、取りこぼしが無いようにバケツの穴をふさいだ後に、集客してお水を注いでいくことです。それぞれ詳しく見ていきます。
❶商品登録
まずは商品登録し、CRMは問い合わせ窓口(カカオトーク、メール)を設けて、顧客からの問い合わせにコツコツ丁寧に対応して、交流して信頼関係を築いていきます。
❷レビュー集め
成約率を高めるため、レビューを集めます。韓国人のうち、通販購入の際にレビューを参考にするという人が8〜9割ほどいらっしゃいます。WEB広告が4大メディアの広告流通額を上回ったのが日本より9年ほど早いくらい「ネット消費」が浸透している韓国ですが、著者の印象からしても、消費者の商品選びにおける警戒心が強いイメージがあります。そんな時に購入の後押しをしてくれるのが、レビューになる訳です。
レビューには2種類ありますが、「商品ぺージ」と「ブログ」でのレビューどちらも必須です。
「いくつ必要?」の目安に関しては、商品ぺージの場合は、10件〜からCVRに変化がではじめ、20~30件以上で消費者からして信頼に値するイメージです。またブログレビューの場合、初月5件、その後は毎月10件程度を数か月定期的に投稿してもらうのが通例です。韓国の主な消費者行動としては、「いつも買っているECモールのスマホアプリを立ち上げて検索」または「NAVERで欲しいものやお悩み検索」のいずれかです。「この商品いいけど、知らないブランドだな」と思った際もNAVER検索しますので、第三者のNAVERブログレビューは、成約率を上げるうえで必須であり、効果的です。
「それってステマ?」そう思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、韓国では「体験団」という、販売元が商品提供して忖度のないレビューをつけてもらう、マーケティング施策が一般的で、大手ECモールの公式プログラムとしても組み込まれ、推奨されています。「レビューは購入判断に絶対!」は、買う側・売る側ともに共通認識になっています。また日本のような、所謂ステマ規制法は存在しません。一方、クロスセル・アップセル、表示・勧誘方法など、電子商取引法に関しては、日本より韓国のほうが厳しいです。
❸商品詳細ページ(詳細説明)を作りこむ
CVR(成約率)を一番左右するポイントです。いくら広告にお金をかけても、商品ページが簡素な場合、購入まで至らないため、無駄になってしまいます(よく見かける失敗例)
韓国のネット通販は戦国時代であり、日本人より表面クオリティや見栄えを重視する傾向が重なり、商品ページはデザイン性・高級感のあるものがスタンダードです。少なくとも他社の商品と比較されたときに大きく見劣りしないレベルまで仕上げておく必要があります。販売元のイメージ(信頼)確保や「売れてないので予算がないのでは?」と思われることを回避しておきましょう。
またカラーリングは淡い色2~3色のシンプルのものが好まれやすいです。日本の楽天市場ではスーパーのチラシのような赤や黄色で目を引く商品ページが売れやすいですが、韓国通販では嫌われやすいです。
パリパリ(せっかちな国民性)のため、ファーストビューに魅力がないと、もう見られません。
❹広告出稿およびSEOコンテンツ作成(LIVE/協賛)
❶~❸までで土台(CVR向上)を整えておき、いよいよ集客に入ります。SEOコンテンツとは、自社運用のNAVERブログを指します。広告はNAVER広告を使用することが多いですが、kakaoやモール内広告もよく利用されます。韓国のWEB広告については、詳しくは以前の記事にて詳しく解説しています。
参考:NAVER・Kakao広告を使いこなせ!知っておきたい韓国Web広告の運用術
前述したとおり、商品ページの完成度を上げずに広告などの、かけ流しの集客方法を実施するとお金が無駄になってしまう点にご注意ください。しつこいですが、本当にあるあるの失敗例です。例えば「インテリア」のようなお悩み検索ボリュームが少ない製品の場合、広告には向かないため、Instagram・NAVERブログ(自社メディア)・YouTubeなどの継続発信で、信頼を獲得しコツコツとファンを増やしていく必要があります。安価な大量生産品でない場合、ストーリーや職人技術や制作工程を伝えていくのが、中小企業様の製品価値を正しく消費者に伝えるうえで大切です。
ブランディング目的のMeta広告(Instagram)は良いと思います。Instagramはリールの効果が高く、食品の場合、インフルエンサーのモッパン(食べている様子)のショート動画広告は、高い効果が見込めます。
サプリメント・コスメなどの定期通販系の商品は、日本と同様に大企業が巨額の予算を投じているため、中小企業様が広告で戦うのは得策ではありません。費用をかけるなら、オウンドメディア運用をおすすめします。一方、士業事務所などの専門職におけるインバウンド集客の場合は、検索ボリュームが少なくても競合が限られるため、ビジネスとして成立します。
余裕があれば、LIVEコマースや協賛(インフルエンサーへのギフティングPR依頼)を行うと新たな流入が生まれます。この後説明する、「❺インフルエンサー共同購入」も実施する場合、インフルエンサーPRは、「ビッグインフルエンサー」から「マイクロ・インフルエンサ―」の順番で依頼すると、マイクロの受諾率が高まったり条件交渉で有利になったりします。
❺インフルエンサー共同購入
インフルエンサー共同購入は、アフィリエイト・レベシェアを指します。売上の10%~30%の報酬が通例です(ビッグインフルエンサーの場合は30%)単発のPR依頼も行われ、例えばフォロワー10万人~30万人のインフルエンサーで、・Instagram(リール)⇒30万~50万円・YouTube⇒70万円~100万円くらいが相場です。企画PPL(部分PR)だと3/4、ショーツは半額になるイメージです。
❻SNS発信(中小ブランドのSNSの場合、このタイミングに進行、ほかPR施策)
SNS発信に関しては制作やアカウントを育てる時間が必要なため、商品登録と同時に進行できればベストですが、中小企業様が限られたリソースですべてを一度にやるのは、中々大変かと思います。
SMBご担当者様が一人で実施していける作業量を鑑みて、あえて優先順位・手順を決めるなら最後かなということで、❻にさせていただきました。前述いたしましたWEB広告が適していない・札束の殴り合いジャンル(インテリアや定期通販など)は、❹のタイミングで広告ではなくInstagramを始めると良いです。
韓国においてSNSは、Instagramがもっとも人気がありマーケティングにも有効です。
韓国人は日本人以上に動画を好む傾向が強く、フィードよりリールが見られます。そのためYouTubeも効果的です(運用ハードルが高く他社が参入しづらいという意味でも有利)
2010年代初頭には、NAVERのBAND、kakaoのカカオストーリーなど、現地の大手企業が運営するSNSの人気が出たこともありましたが、現在は40代後半以上の人だけが使う下り坂なSNSという印象です。
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3つのマーケティング・ミス事例
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藤田裕貴 Free Life&Co株式会社

著者藤田裕貴 Free Life&Co株式会社

年商400億円のアパレル企業に12年勤務後、2020年に韓国越境ECで起業。流通・ものづくり・小売歴17年。2022年春には韓国ECモールCoupang公式SPNパートナーに就任。IT・EC未経験から韓国輸出で売上0から1年で月商900万円超の実績を持つ。現在は、経産省認定の支援機関として活動中。

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