SEOコンサルティングサービス「ランクエスト」を運営する株式会社ecloreは、70代以上の男女150名を対象に「単語検索vs.複数ワード検索の実態」に関する調査を実施した。この調査は、単語検索と複数ワード検索それぞれの利用理由や、検索結果に対するユーザーの心理、情報が見つからない場合の行動パターンなどを明らかにすることを目的としたものだ。
調査概要
調査方法:インターネット調査
対象者:70代以上の男女
有効回答数:150名
調査期間:2025年2月12日
出典元:4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト
70代以上の単語検索、主な目的は“言葉の意味を把握”
「単語検索(例:美容院)を行う主な理由は何ですか?」という質問に対して、最も多かった回答は「検索ワードの言葉の意味や概要を把握したい」で42.7%(64名)だった。次いで「目的が明確でなく、ざっくりと情報を収集したい」が38.7%(58名)、「単語でも求めている結果を調べることができている」が37.3%(56名)と続いた。
その他の回答として「検索の初期段階として関連ワードのアイデアを探るため」(33.3%、50名)や「位置情報などから、近隣の店舗・サービスが表示されることを期待している」(26.0%、39名)などが挙げられた。「複数ワードが思い浮かばない」という回答は11.3%(17名)だった。
これらの結果から、70代以上の検索行動での単語検索は主に言葉の概要を把握したい場合や、情報収集の初期段階で使用されていることがわかる。また、単語だけでも十分な情報が得られると感じている回答が4割近くあり、70代以上の層では単語検索だけでもある程度は目的を達成したと感じる人も少なくないと言えるだろう。

70代の66%が“具体的な情報”を求めて複数ワード検索を活用
「複数のワード(例:「美容院+東京・駅近・夜遅く・口コミ」など)を使って検索する主な理由は何ですか?」という問いに対し、最も多かった回答は「より具体的な情報を得たい」で66.0%(99名)に達した。次いで「目的地や条件を絞り込みたい」が44.0%(66名)、「不要な検索結果を排除したい」が26.7%(40名)という結果となった。
この結果から、70代以上のユーザーは検索エンジンを使う際、より精度の高い情報を効率的に得るために複数ワードを組み合わせて使用していることが分かる。特に「具体的な情報を得たい」という回答が圧倒的に多いことから、複数ワードで検索する際のニーズが、単語検索時の「単なる概要の把握」から「具体的な情報収集」へと変化していることがわかる。

検索ミスも冷静に対処 70代の41%以上が“別の検索ワードを試す”
「過去に複数ワードで検索した際、欲しい情報と異なる結果が表示された経験はありますか?そのときに抱いた感情として、最も近いものをお選びください。」という質問に対して、最も多かった回答は「特に何も感じず、別の検索ワードをすぐ試した」で41.3%(62名)だった。続いて「多少のミスマッチはあったが、問題なく情報を得られた」が23.3%(35名)、「やや不満だったが、仕方がないと感じた」が22.7%(34名)となった。
また、否定的な感情として「非常に不満・ストレスを感じた」と回答した人は5.3%(8名)にとどまった。
これらの結果から、多くの70代以上のユーザーが検索結果のミスマッチに遭遇した際、特に強い不満を抱くことなく別の検索方法を試している様子がうかがえる。検索エンジンの利用が日常化したことでインターネットでの検索行動にも慣れ、期待通りの結果が得られないときも冷静に対処できる適応力を70代以上のユーザーも身につけているといえるだろう。

検索結果に満足しないとき、70代の55%以上が選ぶ対処法とは
「複数ワード検索を行った結果、望む情報が見つからない場合の行動として、最も当てはまるものをお選びください。」という問いに対し、最も多かった回答は「ワードを調整して再検索する(条件を増やす・減らすなど)」で55.3%(83名)だった。次いで「別の検索エンジンやSNSで同じワードを検索する」が18.0%(27名)、「表示された関連情報で妥協する」が15.3%(23名)と続いた。
一方、「専門サイトや口コミサイトに直接アクセスして探す」(8.7%、13名)や「検索を断念し知人やSNSで質問する」(2.7%、4名)という回答は比較的少数だった。
この結果から、70代以上のユーザーは検索時は検索エンジンのみを使用することが多く、専門サイトへの直接アクセスや人に質問するといった方法はあまり選択されていないことも見て取れる。

この調査結果から、70代以上のユーザーの検索行動はより効率的で確度も向上していることが分かる。単語検索と複数ワード検索も目的に応じた使い分けが浸透しているようだ。また、検索結果に満足できない場合も、ほとんどのユーザーが検索ワードの調整や別の検索方法へ柔軟に移行する傾向がある。
今後、AI検索エンジンの発展などにより、検索精度がさらに向上していくことが予想されるが、70代以上の世代のユーザーの検索スキルもそれに合わせて進化し続けていくに違いない。検索エンジンの使いやすさの向上とユーザー側の学習姿勢によって、より効率的な情報収集が可能になっていくと考えられる。
