株式会社ロッテは、長期化・酷暑化する日本の夏への対応策として「クールシェルタープロジェクト」を始動した。

微細氷アイスブランド「クーリッシュ」「爽」を手がけるロッテが、製品を通じた涼の提供を軸に、全国各地で誰もが無料で利用できる休憩スペースを設け、熱中症リスクの低減を図る取り組みとして2026年7月から展開している。

主要拠点となるMIYASHITA PARKでは、4階の渋谷区宮下公園内の芝生ひろばとスケート場エリアを活用し、7月23日から8月19日にかけて大型シェルターとクッションを設置。無料の休憩スペースとして解放した。オープニングにあたる7月24・25日の2日間(11時〜16時)には「クーリッシュ」「爽」計1万個を無償配布し、来場者に体感での涼を届けた。
MIYASHITA PARKに加え、片瀬西浜海水浴場(神奈川県藤沢市)では7月24日からオリジナルデザインの日よけパラソルを貸し出しながらアイスを提供。大阪・なんば駅前広場や埼玉・熊谷でも8月以降に順次展開する予定で、都市の人流スポットから海水浴場、猛暑の厳しい内陸エリアまで、各地域の暑さの実態に合わせた会場選定としている。

プロジェクトの一環として、気象学・公衆衛生学の専門家で構成する「クールシェルター評議会」を発足した。製品プロモーションにとどまらず、熱中症リスクに関する専門的な知見を取り込みながら活動を展開することで、酷暑対策を社会に継続的に発信していく取り組みとして位置づけている。

ロッテの調査によると、直近2~3年で真夏の暑さを理由に外出を控えたり滞在時間を短くした人は70.9%、暑さを理由に夏の行動を諦める機会が増えた人は64.9%に上っている。
猛暑の常態化は夏祭りの開催時期変更や子どもの屋外活動の減少など、日本の夏の過ごし方そのものを変えつつある。こうした状況を受け、ロッテは「クーリッシュ」と「爽」を通じて商品を販売するだけでなく、涼しく過ごせる場所や体験を提供する「クールシェルタープロジェクト」を開始。アイスメーカーが猛暑という社会課題に対し、「涼を届けるインフラ」としての役割を広げようとする取り組みと言える。

