KOTAKE CREATEが開発したゲーム『8番出口』は、全世界累計販売本数300万本突破を記念した広告を、2026年9月7日から東京・渋谷駅の道玄坂ハッピーボードで掲出した。約1週間にわたる展開で、実際の地下通路をゲームの世界に見立てたクリエイティブとなっている。

『8番出口』は、無限に続く地下通路を歩きながら周囲の「異変」を見つけ、8番出口からの脱出を目指すウォーキングシミュレーター。日本の地下通路やリミナルスペースなどから着想を得た作品で、「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」といったルールに従って進んでいく。
今回の広告では、渋谷駅の通路そのものを『8番出口』のゲーム画面のような空間に変えた。白いタイル壁には、ゲームを象徴する黄色の「出口8 Exit 8」の案内を大きく配置。その隣には歯科医院やアルバイト募集など、一見すると普段から駅に掲出されていそうなポスターが並び、ゲームを知らなければ通常の地下通路にも見えるほど周囲の景観に溶け込んでいる。

さらに「ご案内 Information」と書かれた案内板まで設置。「これはゲーム『8番出口』の広告です」という説明とともに、「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」などゲーム内のルールを掲げ、実際に通路を歩く人をプレイヤーに見立てたような構成となっている。

反対側の壁面では、鮮やかな黄色を背景に「3,000,000本突破」と「出口8」を巨大に掲出。商品画像やゲーム画面を並べるのではなく、数字と出口案内だけで販売本数300万本突破を伝えるシンプルなデザインが、白いタイル壁との強いコントラストを生み出した。
広告は掲出期間中にも"異変"が起きた。途中から片面のクリエイティブが切り替わり、整然としていた壁面に大量の標識や「禁止」を思わせる表示が出現。最初に広告を見た人ほど変化に気付きやすく、ゲームと同じように「前に見たときと何か違う」と周囲を観察したくなる仕掛けとなっている。

ゲームのビジュアルを駅に持ち込んだだけではなく、実際の地下通路をゲームプレイの一部に変えている点が特徴。周囲に溶け込む広告、途中で起こるクリエイティブの変化によって、通行人自身に「異変を探す」という行動を促している。広告を見る場所である駅と、『8番出口』の舞台である地下通路の共通点を最大限に生かし、移動体験そのものをゲーム体験へと変換したOOHと位置付けられる。

