エンジニアと起業の学校「G's(ジーズ)」は、漫画『ひゃくえむ。』とコラボレーションした新聞広告を、2026年9月3日の日本経済新聞に掲載した。15段の全面広告を使い、「最後に真剣(ガチ)になったのは、いつですか。」という問いを大きく打ち出した。

今回の広告は、G'sが展開する「ALL AI NEED IS YOU」キャンペーンの一環。生成AIの普及によって、情報収集やものづくりのハードルが下がる中、AIでは代替できない人間自身の「熱」に改めて目を向ける企画となっている。
コラボレーションした『ひゃくえむ。』は、100m走に人生を懸ける人々の情熱や葛藤を描いた漫画作品。G'sは、AIの時代における人間の価値を「一回性」や「身体知」、そして自分の内側から生まれる「熱」と捉え、その考え方と作品の世界観を重ね合わせた。
新聞広告では、『ひゃくえむ。』の漫画コマを紙面全体に敷き詰め、その中央に走る人物を配置。「最後に真剣になったのは、いつですか。」という青色のコピーを紙面上部に置き、下部では「AIの時代? いや、人の熱の時代だ。」とメッセージを提示した。新聞そのものの紙面と漫画のコマが重なることで、一見すると通常の記事や漫画ページにも見える構成となっている。

G'sの学校紹介を前面に押し出すのではなく、まず読者自身に「最近、本気になったことはあるか」と問いかけている点が特徴的。AIという大きな社会テーマから入るのではなく、個人の感情や経験へと視点を引き寄せることで、G'sが掲げる「人の熱」という考え方を自分ごと化させている。また、デジタルやAIを学ぶ教育機関が、あえて新聞というアナログなメディアでメッセージを発信した点も興味深い。情報量の多い新聞紙面に漫画のコマを大胆に配置し、短い問いかけを重ねることで、読ませる広告として成立させている。

