株式会社カカオピッコマが運営する電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」は、SMARTOON®『忘れられた野原』の大型広告を、2026年9月14日から20日までJR原宿駅の改札内階段で展開した。壁面だけでなく床面や天井まで使用するオールラッピングで、作品に登場するタリアとバルカスの関係を「愛憎のパノラマ」として表現した。

『忘れられた野原』は、世界的ヒット作『オークの樹の下』の原作者Kim Suji氏と、「ある日、お姫様になってしまった件について」の漫画家Spoon氏による作品。2026年5月6日の連載開始から約4カ月で作品ページの「いいね」が240万を突破するなど、ピッコマ内で反響を集めていたことが今回の大型広告展開の背景にある。
広告が掲出されたのは、JR原宿駅の2番線ホームから改札口へと続く階段。壁面、床面、天井を一体的にラッピングし、階段の下から上へ進むにつれて、空間全体の色彩が淡い青から深紅へと変化していく構成となっている。

両側の壁面には、主人公の皇女・タリアと貴公子・バルカスの姿を階段の傾斜に沿って配置。階段下部では幼い二人が描かれ、一段ずつ上るにつれて成長し、上部では深紅の薔薇と夕暮れに包まれた大人の姿へと変化する。利用者が実際に階段を移動する行為と、二人が歩んできた時間や関係性の変化を重ね合わせた表現が特徴だ。

今回の施策は、原宿改札内オールラッピングを使用し、世界観を演出。下から上へ進むにつれて登場人物が成長し、色彩や世界観も変化するため、階段という媒体の形状や動線が、そのまま作品表現の一部となっている。マンガやアニメ作品のOOHではキャラクターのビジュアルを大きく見せる手法も多いが、今回は駅の構造を作品の時間軸として活用している。

