Topics④:ナナちゃん「絆の日」プロモーション広告

ナナちゃん・ナナちゃんストリート
名古屋駅前の名鉄百貨店本店前に設置されている巨大マネキン「ナナちゃん人形」を活用した「絆の日」プロモーション広告です。地元で親しまれているランドマークであるナナちゃんが今回は、ドレスに「絆の日」(2011.3.11)と書かれた衣装を着ていました。
ナナちゃんの両手には名古屋市と陸前高田市をつなぐハート型のオブジェクトが取り付けられており、東日本大震災の被災地と名古屋をつなぐ「絆」を象徴しています。広告が展開されている「ナナちゃんストリート」には、「毎年3/23は絆の日」という大きなポスターも掲示され、関連イベントの案内も見られます。

駅の主要動線に位置するナナちゃんストリートという広告スペースを最大限に活用した、インパクトのあるプロモーションとなっていたこの広告。
名古屋駅の顔として愛されるナナちゃん人形を活用することで、多くの通行人の注目を集め、震災の記憶と復興への願いを効果的に伝えていました。
Topics⑤:デジモン25周年記念の広告

名古屋駅サンフラワーボード広告
駅構内に掲出されたアニメ「デジモン」シリーズの大型広告です。テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」の25周年を記念した特別広告キャンペーンの一環として展開されています。
広告は、「冒険は次の時代へ」というキャッチコピーとともに描かれた中央の2人の少年とその周りにいる2体のデジモンが光に向かっていくような印象的なビジュアルです。紫色の柱部分には「DIGIMON BEATBREAK」のロゴと「2025.10 ON AIR」の文字が記載されており、新作アニメの告知となっていました。
この広告はカセットテープが張り付けられた特別な「ピールオフ広告」として設置されており、同様の広告が東京と大阪でも展開されました。

出典:プレスリリース
デジモンの25年にわたる歴史を祝うとともに、2025年10月から始まる新シリーズへの期待を高める広告展開となっていました。
Topics⑥:JR東海「きょうも、いいひだ」キャンペーン広告

名古屋駅サイネージ広告
JR東海が展開する「きょうも、いいひだ」キャンペーンの広告です。名古屋駅コンコースのデジタルサイネージに掲出されたこの広告は淡いトーンを基調とした色彩で、飛騨地方の魅力的な観光スポットが美しく表現されています。
広告の中心となる独特なキャッチコピー「きょうも、いいひだ(飛騨)」は、手書き風の書体と配置で視覚的にも印象に残るよう工夫されています。「Good Day Hida」という英語表記も添えられ、インバウンドに向けた訴求も意識しているようです。
デザイン面では、丸みを帯びた曲線的なレイアウトに文字やイメージが自然に浮かび上がるような構成で、見る人に癒しの感覚を与えます。雄大な山々とロープウェイ、美しい渓流や温泉地の夜景など、飛騨地方の多様な魅力が紹介されており、「大自然に囲まれて、いい時間」「みて、ふれて、あじわう初夏」などの言葉で季節感も演出しています。
画面下部には「きょうも、いいひだ」キャンペーンの案内とQRコードが配置され、閲覧者がすぐに詳細情報にアクセスできる仕組みになっていました。駅の通路という人通りの多い場所に設置されることで、多くの人々の飛騨地方への旅行意欲喚起が期待できる広告となっています。

編集部から一言
今回の名古屋駅広告で最も印象に残ったのは、JR名古屋タカシマヤの開店25周年広告でした。
名古屋駅構内で最も目立つ広告の一つ、「金時計」の上部に吊り下げられたこの大型広告はその規模感と、コンコースに入ると同時に目に飛び込んでくるようなビジュアルの鮮やかさで存在感抜群でした。
特に印象的だったのは色彩の使い方です。百貨店のイメージを象徴するようなゴージャスさを感じさせる、赤、ピンク、紫など印象的な色味の大輪の花々が豊かに使われたビジュアルで、春の訪れを感じさせると同時に25周年という記念すべき節目を祝うお祝いの雰囲気があふれているように感じました。
また、この広告と実際の店舗体験との連動性にも注目です。高島屋のエントランスにも同様の色とりどりの花の装飾が施され、広告から店内まで一貫した世界観を展開していました。花々に包まれた広告を目にすることで自然と気持ちが明るくなり、その高揚感のまま高島屋に足を運ぶことで買い物そのものをより楽しい体験へと変えてくれるような、効果的な仕掛けでした。
