Topics④：東野圭吾さんの小説「マスカレード・ライフ」の広告
東野圭吾さんの小説「マスカレード・ライフ」の広告です。額縁に収められたシルエットと仮面のビジュアルが連続的に描かれたデザインが特徴的です。
登場人物たちは誰も顔を見せず、金や赤のマスカレードマスクだけが印象的に浮かび上がり、ぱっと見の「正体不明」「秘密」な雰囲気を感じます。各額縁には短いセリフやコピーが添えられ、広告を見た方の好奇心を刺激するよう設計のように見えます。
額縁を用いた構成は、まるでギャラリーを歩くような没入感を生み、通行者が足を止めて一つひとつの「人物」に目を向ける導線に。それぞれ記載された内容が異なるので尚更気になります。統一感を出しつつも、謎めいた内容が印象的な広告でした。
Topics⑤：DoleとアイドルグループINIのコラボ広告
DoleとアイドルグループINIのコラボ広告です。渋谷マークシティの大型フラッグで広告は展開され、通行人や駅利用者の視界に自然と入る位置で展開されていました。
パイナップルを表現したような濃い緑の背景と、下部の黄色が印象的です。「この甘さ、沼る」というコピーは、商品の味覚的な魅力とファンがアイドルに夢中になる感情を二重に掛け合わせた表現のように感じられ、パイナップルの購買動機の創出とファン心理の双方に訴えかけた広告と言えそうです。
「Let`sプル活！」とイベント感で盛り上げつつ、ファン層による話題化を意識した広告のように感じました。
Topics⑥：ガールズグループMEOVVとヘアケアブランドMEMEMEの広告
SHIBUYA WALL-JACK
韓国のガールズグループMEOVVとヘアケアブランドMEMEMEのコラボ広告です。
センター街周辺の看板や駅構内の壁面、街頭ポスターで複数展開され、商品の世界観とアーティストの魅力を同時に訴求しているように感じます。商品ポスターとMEOVVのビジュアルを並べたデザインは、一見するとヘアケア商品の広告に見えないような、大胆なデザインが印象的でした。
また、駅構内ではアーティスト自身に焦点を当てたビジュアルで、デビューシングルの告知とブランドタイアップの相乗効果を最大化しているように感じます。渋谷というトレンド発信地に合わせ、ビジュアル構成や色使いもファッション性を意識した作りとなっていました。
楽曲のリリースと、ヘアケアブランドMEMEMEの宣伝を同時に実施する取り組みで、機能性や価格ではなく、製品のコンセプトや世界観の訴求に全振りしたビジュアルが特徴的な広告でした。
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今週掲載された応援広告を紹介！
今週掲載された応援広告を紹介！
アドクロ編集部
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