Topics④：Huluの広告
Huluが展開した、「夏の過ごし方」というテーマを同社サービスが配信するサービスのワンシーンを用いて描いた広告です。
「打ち水をしよう」「激しい運動は控えよう」「部屋はよく冷やそう」といった熱中症対策の呼びかけをコピーに据えつつ、映像作品のワンシーンが真剣味や荒々しさを帯びているため、コピーとのギャップが強い印象を残しています。真夏の厳しい暑さを逆手に取り、涼しい屋内でHuluを楽しもうというメッセージへと自然に誘導している点が見事です。
今年は8月後半でも残暑がまだまだ厳しく、猛暑対策が社会的にも話題となっています。深刻な暑さへの注意喚起を遊び心あるコピーと映像表現に転換し、駅利用者に「思わず笑ってしまう体験」を与えながら、ブランドをポジティブに記憶させる広告でした。
Topics⑤：MAZDAの広告
JR渋谷駅集中貼り
マツダのSUVシリーズの広告です。掲出されているポスターはいずれも「技術って、愛だ。」というメインコピーを中心に据え、車そのものの性能よりも「乗る人の体験」に焦点を当てていました。
ドライバーが風を受けて気持ちよさそうに走る姿や、駐車場で見とれるシーン、子どもが安心して眠る後部座席の光景など、利用シーンを切り取ることで、車が家族やパートナーとの日常を豊かにする存在であることを訴求しています。
特に「とことん快適に」「とことん気持ちよく」というフレーズの繰り返しは、走行性能や安全性を生活感のある言葉で翻訳し、生活者に寄り添ったメッセージへと変換しているように感じます。
時期的に秋を前にした時期であり、これから暑さが落ち着いてくと、ドライブや旅行需要が高まる季節です。その文脈に合わせて「家族での移動」「安心して眠れる快適さ」を強調することで、レジャー需要と購買意欲を刺激する意図が感じられました。
Topics⑥：Visée（ヴィセ）「エッセンスプランプバーム」の広告
コーセー「Visée（ヴィセ）」エッセンスプランプバームの広告です。ツウィさん、吉野北人さんが起用された広告が配信されていました。
ビジュアルはピンクや赤を基調とした色合いで統一され、サイネージ面以外の他面もフルラッピングで世界観を表現し、商品そのもののツヤ感の滴るような表現が強調されていました。また、二人の口元のアップを大きく見せることで、リップ使用後の仕上がりを直感的に想像させます。
この時期に大規模なプロモーションで、新商品の存在を一気に浸透させ、購買意欲を獲得する狙いがあると考えられます。繰り返し視界に入ることで「とろける質感」という商品特性を印象づけ、ブランドの存在感を高める広告事例でした。
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今週掲載された応援広告を紹介！
今週掲載された応援広告を紹介！
アドクロ編集部
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