アドクロ編集部がお届けする2025年10月27日週の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOH事例は、下記を併せてご確認ください。
Topics①：ワイン「カッシェロ・デル・ディアブロ」の広告
ワイン「カッシェロ・デル・ディアブロ」の広告です。アーティストのHYDEさんを起用し、商品の持つブランドコンセプトと、同氏の持つ世界観を強く結びつけている点が特徴的です。
椅子に座る姿でボトルの持つ上質さを表現するビジュアルと、サングラスをかけた姿で缶商品の気軽さを訴求するビジュアルを並べて描く構成で、ワイン愛好家層と、HYDEさんのファン層や缶で手軽に楽しみたい層の両方に同時にアプローチする戦略が伺えます。「悪魔は美酒を嗜む」「乾杯は悪魔のワインで」という異なるコピーを使い分けることで、飲用シーンの幅広さを表現していました。
10月31日のハロウィーンを意識した広告展開でしょうか。「悪魔」というワードが印象的な広告展開でした。
Topics②：ONE PIECE（ワンピース）の広告
人気コミック「ONE PIECE」JC113巻の発売告知広告です。特徴的なのは、発売日や記念PVの公開といった情報告知ポスターと、作中の重要人物であるシャンクスを大々的に描いたビジュアルを併用している点。「この男、シャンクスではない。」というファンの考察を強く刺激するコピーをキャラクタービジュアルに重ねることで、新刊への期待感を醸成していました。
作品の物語性を活用して既存ファンの関心を最大限に高める狙いがありそうです。情報量の多いポスターと、謎を提示するポスターを意図的に使い分けることで、通行人の視線を引きつけ、発売日に向けた話題性を呼び起こすような構成となっていました。
Topics③：格闘技イベント「ONE173」の広告
格闘技イベント「ONE 173」の告知広告です。横長の大型シートと縦長フラッグという二つの異なるメディアを組み合わせて展開していました。横長シートでは、出場する野杁正明選手、武尊選手らの姿を前面に出し、イベントの熱量と対決の構図を視覚的に訴求。
一方で、縦長フラッグでは「この情熱が、俺を最強にする そして、世界の頂へ」というコピーを大きく描き、選手の心情やイベントのスケール感を情緒的に補完。通行量の多い交差点で、この二つを同時に視界に入れることにより、イベントの熱量と、それが持つストーリー性の両方を強く印象付ける広告展開となっていました。
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佐藤勝利さん写真集「A Bird on Tiptoe」の広告
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アドクロ編集部
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