アドクロ編集部がお届けする2025年9月15日週の新宿OOHレポート。新宿で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOHレポートはこちら。
Topics①：ナイキの広告
ナイキの広告です。画面いっぱいに大きく描かれた「JUST DO IT」の文字が繰り返し登場し、リズムを生み出している点が特徴的です。様々なカラーを変化させながら展開することで、同じ言葉でも単調さを感じさせず、歩きながら自然に視線を誘導する仕掛けに。
広告内では、野球やバスケットボール、陸上といった幅広い種目の選手ビジュアルを盛り込むことでスポーツの枠を越えて「挑戦すること」そのものを象徴的に見せている点も印象的です。
時期的にも、現在開催中の「世界陸上」を意識した展開であると想定されます。ナイキを象徴する「JUST DO IT」というワードを繰り返しつつ、ブランド世界観へ没入させられるような広告展開でした。
Topics②：エビスビールの広告
エビスビールの広告です。漫画家・荒木飛呂彦さんとのコラボ広告で、荒木さん特有の鮮やかな色彩と人物描写が強い存在感を放っています。
コピーとして掲げられた「さあ、いい顔でいきましょう。」は、ビールの楽しさを表現するだけでなく、キャラクターの力強い表情と結びつくことで、より説得力を持って響いているように感じます。飲む瞬間の高揚感や自分らしさを肯定するメッセージとして受け取れる点が、他のビール広告との違いを際立たせています。
ビールの広告というと、起用されたタレントの「飲料シーン」や「爽やかな表情」が特徴的であったりしますが、今回の広告はちょっと異なったアプローチで、エビスビールの存在感をアピールしていました。
Topics③：長崎県松浦市の広告
長崎県松浦市「アジフライの聖地」を打ち出した広告です。海のシーンから、箸で持ち上げる黄金色のフライに移る演出は、産地直送感と出来立ての美味しさを強く印象づける演出です。何より、食欲をそそられる動画が特徴的です。
「アジフライの聖地」というワードを印象付けつつ観光へ誘致したり、ふるさと納税と結びつける狙いがあると考えられます。特に「概念を覆す」「聖地を宣言」といったワード選定は、ただご当地グルメに留まらず、「松浦市＝アジフライ」という新しいブランドを定着させようとする意思が感じられました。
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「べ」が印象的なサントリーの広告
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アドクロ編集部
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