アドクロ編集部がお届けする2025年10月27日週の新宿OOHレポート。新宿で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOHレポートはこちら。
Topics①：江崎グリコ「ポッキー」の広告
江崎グリコ「ポッキー」のリニューアルに関する広告です。ブランドカラーである赤色を背景全面に使用しつつ、高い視認性を確保。製品の味や品質を詳細に説明するのではなく、「はやくも！出荷数 300万個 突破！」という販売実績を最も目立つ形で提示しています。
リニューアル後の「300万個」という具体的な数字を大きく打ち出す戦略は、製品がすでに多くの消費者に受け入れられているという社会的証明として機能しているように感じます。「はやくも！」というワンポイントの説明が、その勢いを強調していました。
Topics②：BREXAグループの広告
アウトソーシンググループがBREXAグループに生まれ変わることを伝える広告です。紙が破れたようなデザインは、既存の社会課題や個人の不安を「打ち破る」という意志を視覚的に表現しているように感じます。
「経験がなくてもキャリアを積める」という直接的な解決策を提示することで、スキルや経験不足に不安を感じる若年層に対して、具体的な希望と行動のきっかけを提供するようなポスター展開となっていました。
Topics③：トヨタ自動車の広告
トヨタ自動車の企業ブランディング広告です。「TO YOU TOYOTA」というコピーの下、複数のビジュアルを展開するシリーズ広告を展開していました。
同社が目指す「モビリティカンパニー」としての抽象的な理念（未来や地球のため）と、それがもたらす具体的な個人の喜び（TO YOU）、そして社会的な課題解決（過疎地や高齢化社会での移動支援）という3つを表現していたように感じます。
特に、企業名である「TOYOTA」よりも「TO YOU」という言葉を大きく扱うことで、大企業としての視点から個人の視点へと軸足を移し、一人ひとりに寄り添う姿勢を強く打ち出していました。具体的な製品性能ではなく、モビリティが実現する「個人の幸せな瞬間」や「豊かなコミュニティ」を感情的に描くことで、ブランドに対する共感と未来への期待感を醸成する狙いを感じた事例でした。
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映画 すみっコぐらしの広告
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アドクロ編集部
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