多くの方が“ムダだと感じる時間”を狙って広告展開
こちらの広告を担当した、SHE株式会社の広報PR担当 大原光保子氏によると、本キャンペーン自体は2024年1月頃から企画の検討を始めたといいます。
新年度がはじまり、気温も暖かくなってくる4月は“忙しいけど何か新しいことを始めたくなる時期”であることを意識した上で「1日15分〜スキマ時間で、デザインや動画編集などWebスキルが学び放題で、やりたいことが見つかるシーライクス」訴求でキャンペーンをスタートしたそう。
【山手線内での放映の様子】
本施策で貴島明日香氏を起用している点について、「貴島さんご自身がアナウンサーや、モデル、タレントとしても活躍しながら、元々はデザイナーに興味があったり、今は好きなゲームやお酒についてYouTubeで発信したりと、忙しい中でも新しい自分に出会うために行動し続ける姿が、まさに今回のコンセプトと合致していると考えた」といいます。
今回の電車広告が実施されたのは5月上旬。なぜこの時期なのか、大原氏に聞いてみたところ、「GWの連休中、長期休暇の中で自分自身の働き方を見直す方も出てくるタイミングになるため」としたうえで、キャンペーンの企画コンセプトを「はたらき方を変えるなら、今。スキマ時間に手に職スキルが学べるシーライクス」と訴求変更して広告を展開したそうだ。
【実際に放映された動画の一部。シンプルながら見た方がハッとする内容に】
電車内サイネージで動画を配信した意図について、「通勤電車内でスマホをなんとなく触っている方に、その時間をシーライクスで活用すると、理想のはたらき方実現に繋がるんだよというメッセージを届けるための動画クリエイティブを設計し、配信しました。」と大原氏。
同社の調査によれば1日の中でムダだと感じる時間のTOP2が“スマホを触る時間”と“通勤時間”という結果が出ているそうで、多くの方が“ムダだと感じる時間”を狙って展開したといいます。
こちらの事例は時期を上手く考慮した広告でした。年間を通しても、4月と5月は新しいことに挑戦しやすい時期だと思いますが、その一歩を踏み出しやすいようなキャンペーン施策だったように感じます。
アドクロ編集部
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