Topics⑦：漫画「極楽街」の広告
ジャンプSQ.で連載中の漫画「極楽街」の広告です。
壁一面の広告は鮮やかな赤色と白黒のコントラストが特徴的なビジュアルとなっていて、「俺の居場所は俺が決める。半分人間、半分厄災。」というキャッチコピーが作品の世界観を端的に表現しています。
主人公である赤髪のキャラクター（アルマ）を中心に登場人物達の作中のシーンや台詞が配置され、物語の魅力が視覚的に伝わるクリエイティブです。右側の告知部分には「JC新第5巻 好評発売中」と表示されており、単行本の宣伝も兼ねているようでした。また「週刊120万部突破」という文言からも人気作品であることがうかがえます。通行人の目を引く明確なメッセージングと、漫画のストーリーの一部を実際に体験できる広告展開となっていました。
Topics⑧：応援広告
今週、渋谷駅で掲載されていた応援広告をご紹介します。
※アドクロ編集部が確認した応援広告です。掲載された全ての応援広告ではないこと、予めご了承ください。
＆TEAM HARUAさん、TAKIさん
にじさんじ 渋谷ハジメさん
いれいす Ifさん
＆TEAM TAKIさん
沖玲萌さん
げんぴょんさん
なかっすくん
JO1 金城碧海さん
編集部から一言
今週はN organicの「MOTHER'S HOPE DAY 2025」キャンペーン広告が特に印象的でした。
TOQサイネージピラーに展開されたこの広告は、母の日（5月11日）直前という季節性を捉えつつ、「母の日は、希望の日。」というキャッチコピーで従来の母の日の概念を広げ、見る人に印象づけています。ピンク基調の温かなビジュアルと繊細なタッチで描かれた母娘のイラストは、忙しい日常の中で見落としがちな家族との絆や自分自身を大切にするという思いを優しく想起させるビジュアルでした。
多くのブランドが「母への感謝」だけを謳う中、N organicは「これまでの感謝とこれからの希望」という、贈る側と贈られる側の両方の気持ちに寄り添ったメッセージを打ち出しています。母親だけでなく、女性自身が心のゆとりを持つことの大切さを伝えるこの広告は、渋谷という若年層が行き交う場所で、単なるギフト提案にとどまらず「自分自身から始まる愛情のきっかけ」という共感を呼ぶメッセージを発信。Z世代やミレニアル世代にも自然に響く広告コミュニケーションとなっていました。季節のイベントに向けた商品プロモーションとブランドの大切にする価値観を上手く結びつけた好事例といえるでしょう。
次週はどのような広告が展開されるか楽しみです。過去のOOHレポートは、下記を併せてご確認ください。
古田ちほ アドクロ編集部
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