口コミの力を最大化するUGCマーケティングのキホン

更新日：2024年10月21日

企業がUGCを活用する方法

UGCの活用方法の主なものには、以下の2点が挙げられます。

SNSで投稿されたレビューなどを素材として使う方法

SNSにはユーザー視点のリアルでおしゃれな画像や口コミ投稿が集まります。投稿者への利用許可は必ず必要ですが、これらはリポストしたりレビューとして自社サイトに使用することによって素材として活用でき、優れたコンテンツとなります。

実際に使用したユーザーからの投稿は親近感があり、そのユーザーのフォロワーからの注目も期待できるため効果が期待できます。

また、キャンペーンやクーポンなどをうまく活用してユーザーの投稿を増やすなどの施策を行うことで、断続的に新しいUGCを集めることができるようになります。

企業がコミュニティを作る方法

オンラインで企業がコミュニティを作り、企業が新しい情報を優先的に提供したりユーザーのレビューや生の声を集めて関係性を構築する施策を取り入れる企業も増えています。コミュニティを作ることにより、ユーザーとの相互コミュニケーションを促進できるとともに、コミュニティに属しているロイヤルカスタマーから発信されるコンテンツの影響力の恩恵を受けることができたり、新しい製品開発などにもコミュニティーの声を役立てることができるようになるというメリットがあります。

UGCを活用した成功事例

スターバックスコーヒー

スターバックスがSNSで展開した「カップアートコンテスト」はUGCを生み出した成功例として有名です。

【引用：https://funtre-blog.com/marketing/ugc/】

スターバックスは、自社の白いカップにユーザーがイラストやデザインを描いたものをハッシュタグをつけてSNSで投稿してもらい、その中のいくつかを実際に店舗で使うカップのデザインとして採用するという取り組みを、2019年にXとInstagramの両方で行いました。

誰でも参加でき、自分の描いたデザインのカップが公式に採用されるかもしれないという期待感を持ったユーザーによって質の高い作品が続々と投稿され、高品質のUGCを生み出す成功例となりました。

LOWYA

D2Cブランドとして家具やインテリア雑貨を扱うLOWYA。トレンド性が高い家具を価格を押さえて販売している人気ブランドです。

さまざまなプラットフォームを積極的に活用しショート動画や画像投稿を行っていますが、特にInstagramでのUGC活用を強化。ユーザーが撮った写真に自社ブランド名のハッシュタグを付けて投稿したものを自社ECサイトにコンテンツとして乗せる「みんなの投稿写真」というページを設け、UGCを積極的に活用しています。

また、レビュー投稿キャンペーンとしてレビュー数が少ない商品ページに購入したユーザーが投稿を行うことでポイントが付与される仕組みを作ったり、ファンコミュニティで商品について語り合う機会を設けるなど、ユーザーの参加率を上げる様々な施策を行っています。