Topics④：劇場版「鬼滅の刃 無限城編」の広告
劇場版「鬼滅の刃 無限城編」の広告です。新宿〜新宿3丁目間の複数面で大型ボードを活用し、キャラクターのビジュアルを強く押し出す構成が印象的な広告展開でした。
広告は3パターン展開で構成されており、1つは主要キャラクターが一列に並んだインパクト重視のビジュアル、もう1つは1人1枚のキャラポスターを市松状に敷き詰めた仕様、そして最後は物語全体を象徴するようなメインビジュアルを中央に配したビジュアルです。
すでに作品世界を知っているファンには「推しキャラ探し」の楽しさを、知らない通行人には「物語の壮大さや迫力」という点で関心を喚起する仕掛けとなっています。
「決戦の火蓋を切る」というコピーが、作品が新章に突入し、いよいよ物語が終盤へと加速していくことを強く印象づけています。背景のダークトーンと鮮やかな水の描写、そしてキャラクターの表情にはいずれも緊張感と決意が宿っており、ビジュアルだけでもクライマックスへの期待感が伝わる演出でした。
Topics⑤：「オモコロ」と「大和書房」のコラボ広告
「オモコロ」と「大和書房」のコラボ広告です。見た瞬間に目を引くのは、赤と青のビビッドな背景に、驚きや感動、困惑を表情で表現する男性の写真とテキストがレイアウトされたビジュアル。
テキストには読書中のリアクションで、誰もが一度は感じたことのある読み始めのハードルや想像を超える展開に対する率直な驚きや葛藤が吹き出しのように並べられていました。「32歳で“読書”はじめました」「いつはじめても遅くはない」というキャッチは、読書に苦手意識を持っている人、長らく本から離れていた人への背中を押すコピーであり、今の時代における再入門者への呼びかけとして効果的な訴求のように感じます。
加えて「オモコロ」と「大和書房」という異色の組み合わせにも注目したいところです。オモコロと老舗出版社がタッグを組むことで、出版業界全体の読者層拡大という文脈が見えてきます。
Topics⑥：「アイドルマスター」の広告
「アイドルマスター」シリーズ20周年記念の広告です。
シンプルな白背景にキャラクターとビジュアルを描き、まるで回廊型の展示空間に迷い込んだような錯覚を与える、演出性の高いデザインが印象的です。
大型ポスター横に描かれた「アイドルマスター20周年準備中！」というメッセージとともに、ステージへ駆け出すアイドルたちのビジュアルが大きく掲出されており、過去を振り返りながらも「まだ走り続ける」というメッセージが感じられます。また「準備中！」という表現は、周年に向けた期待感を煽る表現であり、今後のプロジェクト展開を予感させる、そんな印象を受けます。
派手さを抑えた静かな演出だからこそ、通行人の足を止めさせる広告展開でした。
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今週掲載された応援広告を紹介！
今週掲載された応援広告を紹介！
アドクロ編集部
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