アドクロ編集部がお届けする2025年7月28日週の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOH事例は、下記を併せてご確認ください。
Topics①：漫画「宇宙兄弟」の広告
漫画「宇宙兄弟」の完結広告です。月面と宇宙飛行士を大きく描き、「次巻、完結。」という力強いコピーを描き、読者に物語の終着点を強く印象づけていました。
実際の最終巻発売ではなく、「次号が最終巻」であることを告知する切り口が特徴的でした。モノトーンに近い色調で構成されながらも、宇宙という壮大なテーマを表現しており、グッと引き込まれるような世界観が描かれていました。
長期連載作品のフィナーレを、単なる告知ではなく“一つの節目”として記憶に残すことを狙った設計に感じられる広告でした。
Topics②：キャンメイク40周年の広告
キャンメイクの40周年を記念した広告です。ブランド40年の歩みとユーザーの声を可視化する構成となっています。
広告は、「1985年〜」「1995年〜」といった年表形式で、各時代のトレンドやヒットアイテムを実際の商品画像とともに紹介。キャンメイクが常に時代の「かわいい」に寄り添ってきたことを視覚的に伝えています。
また、広告の右側にはブランド誕生から40年を迎えた感謝のメッセージが大きく掲載されており、ユーザーの投稿によるコメントもデザインの一部として組み込まれていました。
「はじめてのメイクがキャンメイクだった」「学生時代に愛用していた」など、世代を超えて多くの女性の原体験に寄り添う言葉が並び、ブランドがライフイベントの一部として浸透してきたことを強く印象づけられる、そんな事例でした。
Topics③： 王子ネピア『森する時間』TEA HOUSEの広告
「MOOMIN × 王子ネピア『森する時間』TEA HOUSE」の広告です。ムーミンの世界観と、森で過ごす時間をテーマに広告展開されていました。
鮮やかなグリーンやオレンジなど自然の色を基調にしながら、ムーミンたちが静かに森と過ごす様子が描かれています。写真では、一見情報量が多いようにも見えますが、「森」と言う共通のテーマによって上手くまとめられており、木々に囲まれてキャンプをしたり、川のせせらぎに耳を傾けたり、ティータイムを楽しんだりするシーンを通じて「森の空気のように深呼吸したくなる時間」を視覚的に訴求していました。
イベントの世界観を体験させるようなOOHとしての役割を持たせていたように感じた事例でした。
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原画をピールオフで配布！漫画アプリ「マガポケ」の広告
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アドクロ編集部
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