Topics④：西武鉄道の広告
西武鉄道の秩父観光誘致の広告です。「秩父×飛ぶ＝秩父飛（ちちぶっとび）」とキャッチーな造語を軸に、秩父エリアへの小旅行を訴求するクリエイティブとなっています。
広告内には、カラフルなかき氷や森のジップラインといった体験型・映え系のコンテンツを出し、都心で疲れた心を癒すショートトリップの魅力を等身大の感情とともに訴えかけているように感じます。「ちょっと遠出」への心理的ハードルを下げ、衝動的な週末旅を後押しする仕掛けになっているのかもしれません。
展開時期的に、これから夏にかけて旅行をする・旅行を考えている層へのアプローチを目的にしていると想定されます。7月に入ってから様々な「旅行」に関連するサービスの広告を見るようになったことからもその様子が伺えました。
Topics⑤：音楽の日2025の広告
TBSの大型音楽特番『音楽の日2025』の告知広告です。番組の放送日である7月19日に向け、圧巻のビジュアル展開となっていました。「ココロひびけ。」というキャッチコピーと、出演アーティストのライブシーンを連ねたデザインが、番組の熱量とスケールを視覚的に訴求します。
過去のライブ写真がずらりと並ぶ光景はまさに圧巻。総合音楽祭としての立ち位置を認識してもらい、見る人それぞれに「自分の好きなアーティストが出るかも」と思わせるような狙いがあると想定されます。K-POP、J-POP、アニソン、アイドル…と網羅されたビジュアルは、あえてジャンルを混在させることで作品の世界観を表現しているようでした。
Topics⑥：恐怖心展の広告
渋谷BEAMギャラリーで開催される展示イベント『恐怖心展』の広告です。
この広告の特徴は、なんといっても大きく描かれた人間のビジュアルです。顔を黒く塗りつぶされた状態で描かれており、その姿は匿名性・死・喪失・虚無といった概念を連想させ、まさに「恐怖心」を刺激してくるような印象があります。また、あえて輪郭がぼやけ、背景も錆びついた壁のような無機質な感じで処理されており、初見で見るとちょっとブルっとするような恐怖感があります。
文字情報も極力控えめに描かれており、目立つのは左端に縦書きで配された「恐怖心展」というタイトルと、右端にまとめられた開催概要のみ。会場名や会期情報は小さく縦組みで並んでいるため、視認性より不気味な余韻を優先した印象でした。
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今週掲載された応援広告を紹介！
今週掲載された応援広告を紹介！
アドクロ編集部
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