アドクロ編集部がお届けする2025年7月14日週の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOH事例は、下記を併せてご確認ください。
Topics①：テレビアニメ「サカモトデイズ」の広告
テレビアニメ『サカモトデイズ』の告知広告です。2025年7月14日（月）24:00からの放送開始に合わせ、駅構内階段や通路の壁面を活用して広告が展開されました。
コピーには「いつもの月曜日に、刺激的な非日常を。」という言葉が大きく描かれ、キャラクターのポスターごとに文字演出が異なっている点が特徴的です。放映日である「月曜日」というワードに対し、「刺激」「非日常」といったワードを重ねることで、視聴者に期待感を与える演出になっていました。
また、ポスターが登場キャラクターによって斬られたような演出は他でも見たことがない演出ということもあり、SNSで話題になるなど存在感を出していました。
SNSでの拡散を意識してか、ハッシュタグ「#サカモトマンデイズ」も明記されており、リアルだけでなくオンラインとの組み合わせも考えられたプロモーション展開となっていました。
Topics②：求人検索サービス「Indeed（インディード）」の広告
東棟連絡通路壁面シート
求人検索サービス「Indeed（インディード）」の広告です。「東京の仕事探しはIndeed」というコピーとともに、人気ガールズグループLE SSERAFIMが東京の街を背景に並ぶビジュアルが目を引きます。
ビジュアル最大の特徴は、“東京らしさ”の詰め込み方です。渋谷のスクランブル交差点、東京タワー、上野のパンダ、築地のもんじゃ焼き、秋葉原の電気街…など、都内の観光名所やカルチャーをコラージュのように描かれていました。
時期的にも、新卒・中途採用の動きが落ち着きつつある中で、夏の転職市場や副業需要を意識したものと想定され、「東京での新たな挑戦」を後押しする意味合いが強く感じられます。LE SSERAFIMという人気グループを起用しつつ、「東京要素詰め合わせ」な視覚的インパクトを掛け合わせたビジュアルが印象的な広告でした。
Topics③：転職サービス「Findy（ファインディ）」の広告
先週に引き続き広告展開されていた、転職サービス「Findy（ファインディ）」の広告です。
「ドラゴンボールZ」のキャラクター・ブルマを前面に押し出したクリエイティブが大々的に展開されています。
ブルマは作中でも数々の発明を手がける存在であり、「テクノロジー」と「未来志向」を象徴するような存在です。それゆえ、「つくる人が世界を面白くする」「エンジニアにサクセスストーリーを」というFindyのコンセプトと自然にリンクしているように感じます。
背景色はブルーをベースに、白のコピーとキャラクターイラストが明確に映える構成。シンプルながらも高い視認性があり、通勤・通学客の導線上でも強く印象に残ります。技術職へのリスペクトと更なる飛躍を込めたメッセージ性の強い広告のように感じました。
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アドクロ編集部
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