「VALXのある生活」というライフスタイルを確立する
編集部：SNS、YouTubeやリアルイベントなど多くの企画を展開されていますが、施策を実施する基準はあるのでしょうか。
大森：定期的に企画会議を行い、次月やその先の企画を立てています。優先順位をつけ、インパクトやリソースのバランスを考慮して進行しています。
その上で、YouTubeやInstagramライブなど、コンテンツの配信スケジュールは事前にしっかりと決め、KPIに基づいてアクションプランを設定。チームごとにその計画を遂行しています。
例えばYouTubeに関しては月に何本の動画を出すか明確に決めていて、横動画とショート動画のバランスも考慮しながら進めています。週に4本動画を出すとしたら、1本はトレーニングのノウハウ動画、もう1本は新規の視聴者を呼びやすいコラボ企画やエンタメ要素を含んだ動画、そしてもう1本は栄養に関する動画というように、一定の基準を設けて企画を進めています。
編集部：あらかじめ計画された基準に基づいて進行しているのがVALXの強みの一つということですね。
古賀：その通りです。特に直近ではやるべきこととやらないことを精査し、投資すべき部分にしっかりとリソースを割けるようにしています。
ただし提案があれば、それが誰からのものであっても、目的が明確で、ユーザーが熱狂できる施策であれば「まずはやってみよう」という空気が根付いています。やらない理由を探すことはありません。これはVALXの大きな強みです。
「VALXって熱狂しているブランドだよね」と感じてもらいたいので、常識に縛られずに、熱狂を届けることにこだわっています。それが社内外に発信する際の指針にもなっています。
編集部：最後に、中長期で考えているブランド戦略や今後の展開について教えていただけますか？
大森：先ほども少し触れましたが、我々は消費財メーカーやプロテイン、サプリメント企業としての型を踏まえながらも、全く異なる次元の存在になりたいと考えています。例えるなら、Appleがハードウェアメーカーでありながら、単なるデバイス以上の存在としてユーザーに「Appleのある生活」というライフスタイルを提供しているように、VALXも同じように、消費財を超えた存在になりたいです。
今はまだアイテムのカテゴリーが限られていますが、将来的には「VALXがある生活」が、より熱狂的で楽しさや力強さを伴った生活につながる、そんな存在になりたいと思っています。何かにチャレンジする時、夢を追いかける時、常にVALXがそばにあるようなブランドを目指しています。
古田ちほ アドクロ編集部
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