Topics⑤：迫力のアドトラック「カネカのQ10 果実グミ」の広告
渋谷駅周辺を走行していた「カネカのQ10 果実グミ」の広告です。
「電撃就任！」や色味のキラキラ感などは、よく繁華街を走行するホストの宣伝風アドトラックを意識している印象があります。タレントの上田竜也さんを「社長」に見立てた“グミ”の広告で、「グミのチカラで、日本を救いたい。」というコピーとともに描かれたデザインが特徴的でした。
SNSを見ていると、遭遇した方の驚きのリアクションはもちろん、起用された上田さんのファンがアドトラックを発見してシェアする投稿などが数多く見られました。
派手さと遊び心で目を引きつつ、まさかの「グミ」という驚きを与えて一気に注目の対象へと押し上げる、そんな効果があったのではないでしょうか。
Topics⑥：圧巻のスケール感 SnowMan新曲「カリスマックス」の広告
渋谷などで展開されていた、SnowManの新曲「カリスマックス」の広告です。
駅前の屋外ビジョンや大型ボードを使った広告展開で、まるで街全体を巻き込むようなスケール感で存在感を放っていました。
特に、MEDIA DEPARTMENT TOKYOで展開された広告（上記写真）では、周辺をファンの方が囲むように写真撮影されていた様子が印象的で、広告というよりはちょっとした「聖地」かと思わせるような存在感を出していました。
屋外ビジョンのジャックでは、面ごとにメンバーの動画を変えつつ「イベント的体験」を感じさせるスケール感に。ファンのみならず一般通行人にも強いインパクトを与え、街を巻き込んだ話題化を狙った展開だといえそうです。
Topics⑦：山手線編成ジャック！「ハイキュー!! magazine」の広告
山手線1編成をジャックして展開された「ハイキュー!! magazine」の広告です。
中吊りからドア横のポスターまで、作品のキャラクターたちが一斉に登場しています。「歩み続ける挑戦者たち」というコピーとともに、物語の延長線上でキャラクターたちが今も挑み続けていることを表現しているのが特徴的です。
一枚ごとに異なるキャラクターの成長・挑戦を描きつつ、まるで“走るギャラリー”のような体験を生んでいました。特に汗や躍動感のある表情が描かれ、実際に試合の熱気がそのまま電車空間に持ち込まれているように感じる内容でした。
編成ジャックということで、たまたま遭遇できた同作のファンを中心にSNSでは数多くの投稿も見られました。
編集部からの一言
8月は、「サンシャインシティ」の広告が特に印象に残っています。
「サンシャインシティまで〇分」という所要時間を、動物たちの泳ぐ・走るスピードに置き換えて表現し、思わず好奇心をくすぐられるような内容だったのが印象的でした。
ちょうどお盆シーズン（夏休みシーズン）に合わせた展開だったこともあって、子ども連れの家族層や観光客にも強く訴求していたように思います。池袋の施設広告を新宿で…っていう意外性も個人的には感じつつ、遊び心を交えて距離感（新宿からそんなに遠くないこと）を肌感覚に落とし込んで伝えることで、施設を選択肢に入れてもらう手法は、集客を狙う商業施設の広告としてユニークかつ、面白い取り組みだと感じました。
加藤誠也 アドクロ編集部
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