“モノ”の売買だけじゃない！実は相性が良い「無形商材」
メルカリAdsを使う企業は、何を狙って広告出稿しているのでしょうか
2025年2月にリリースした新しいサービスということもあり、現状は「新規のユーザーを獲得したい」「今までにない接点を持ちたい」といった新規獲得を目的に出稿される企業が多いです。実際「新規ユーザーの獲得率が非常に高い」といった声は多く、期待に応えられているのではないかと思います。
また、メルカリを日常的にご利用いただいている方からのお問い合わせも多数いただいています。「この検索行動をする人には自社の商材が合いそう」「こういう商品ならきっと反応があるはず」といった自身のユーザー体験に基づいて、広告出稿の検討をいただいています。
成果に繋がっている業種はどのあたりでしょうか
エンタメ・ホビー系（フィギュアやトレーディングカードなど）はもともと検索ボリュームが非常に大きく相性は良いのですが、それに加えて美容系、多品目EC、ファッションECなども実績が出てきています。
ファッションECのように商品点数が多いお客さまの場合、データフィード連携によって効率的に多くの商品を表示・訴求できるため、親和性の高さを感じていただいています。もともとリユース市場での需要が高く、フリマアプリとの親和性が良いこともありますが、特に価格帯がお手頃なアパレル商材は成果も出ていますね。
また、無形商材（人材サービス、専門求人サイト、ゲーム、電子書籍・VODなど）を扱う企業からも、「正直ここまで獲得できるとは思っていなかった」といった反響をいただいています。メルカリ自体、モノを売り買いするサービスですので「有形商材のほうが相性がいいのでは？」という声もいただくのですが、意外にも「無形商材」が反響に繋がっています。直近も派遣など人材サービスや、不動産投資のような「リード獲得系」の施策でも取り組みを行っていました。
広告掲載できない商材やカテゴリーはありますか
基本的に、弊社で提供しているサービスと直接競合するジャンルについては、広告出稿をお断りさせていただいております。たとえば、「メルカリ ハロ」がスポットワークサービスを扱っているため、他社の同様なサービスについては出稿が難しかったり、「メルペイ」を展開している関係上、クレジットカードなどの金融系サービスについても制限を設けている状況です。
ただ、「金融」や「人材」といった業種そのものが一律にNGというわけではなく、その中でメルカリグループの事業と直接競合するかどうかに基づいて判断させていただいています。業種や条件については、状況に応じて適宜見直しも行っておりますので、まずお問い合わせいただければと思います。
「メルカリAds」開始から半年、どんな手応えがありますか
カテゴリによってはCPCがかなり低単価で推移しており、目標CPAを大きく下回る案件が続出しました。とくにホビー領域では、半年以上にわたり安定的に効果を出し続けている企業もあります。
メルカリAdsは、まだ広告枠も限定的で、配信ロジックも進化の途中です。だからこそ、初期にトライしてくださった企業様には、ぜひ中長期的な視点で活用いただきたいと考えています。
今後は広告枠の拡大やターゲティング精度の向上、セルフサーブ型の運用機能強化など、進化を加速させていきます。プロダクトのアップデートはもちろん、イベントや記事などを通じて、企業様との接点を積極的に作っていく予定です。ぜひ、長い目でご一緒いただければ嬉しいです。
加藤誠也 アドクロ編集部
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